インバウンドを中心に観光客が戻ってきている京都。京都の主要な観光スポットは人で溢れています。
ということで今回は、京都へは行きたいけど混雑は嫌という人におすすめな空いている観光スポットを紹介します。
ぼーっとできる場所や京都らしさも満喫出来て観光客も少ない穴場観光スポットです。
いつもと違う一味違う穴場な京都を体験してみてください。
京都 ぼーっとできる場所
鴨川公園 丸太町橋北側
鴨川といえば、四条大橋辺りから三条大橋辺りで見ることができる等間隔に座るカップルやグループが名物。
でも丸太町辺りまで来ると観光客はほぼ皆無。地元民の憩いの場です。
丸太町橋から北に広がる鴨川の西側の河原には 緑が広がり、目の前には鴨川の流れ、その先には東山、遠くには比叡山。
ここでおすすめなのが鴨川ピクニック。
天気の良い日に鴨川を渡る風や景色を感じながら、散歩や自転車で行きかう人々を見ていると、ひとときでも地元の京都人になったよう。
ベンチもあるから、手ぶらで来てぼーっとすることも可能。
春は桜の下でピクニックができる穴場スポットもあります。
近くには京都で有名な「Fresco ( フレスコ )」というスーパーやお酒の「リカーマウンテン」もあり。
飲み物やお弁当を買って、草の上やベンチでピクニックをすると、なんだか幸せな気分に。
いつもと違う一味違う京都を体感することができます。
ちなみに、ビールを飲むとトイレが心配になるけど、丸太町橋辺りから徒歩約5分のところに「荒神橋西詰公衆トイレ」があるから安心。
荒神口 鴨川公園
上で紹介した丸太町大橋の北辺りから徒歩約5分さらに上流へ。
次にある荒神橋をくぐると「荒神口の鴨川公園」。
ここは椅子に座ってゆったりしたい人におすすめの場所。
緑もあるけどベンチがたくさんあって、本を読んだり、ぼーっとするのには最適です。
目の前の鴨川や東山、遠くに見える比叡山などを見ていると、自然と平和で満ち足りた気持ちになってきます。
私もよくここにぼーっとしに来る (^^)
お昼にはすぐ西にある府立医大の人や患者さんがベンチに座って寛いでいます。
市バスの「荒神口バス停」下車徒歩約3分。京阪「神宮丸太町駅」下車5番出入口から徒歩約4分。
猫もパトロールしていて、たまに膝の上に乗ってくる (^^)
猫にとってもぼーっとできる場所かも (笑)
御所
御所は北は今出川通、南は丸太町通、東は寺町通、西は烏丸通に囲まれ、南北約1,300m、東西が約700mの広大な敷地。
京都市の街中にあって, オアシスのように緑が感じられる場所で、ゆったりぼーっとできる時間が流れます。
御所内の道は, 砂利が敷き詰められているけど, 木々が植えられているところの地面は芝生。
心地よい緑が広がっています (^^)
夏と冬以外の気候のいい季節には芝生の上でのピクニックがおすすめ。
どこかが混んでいたとしても、空いている場所は必ずあります。京都御所は広いから。
御所の中にはいたるところに上の画像のようなベンチが設置されています。
ベンチに座ってぼーっとできます。めっちゃ気持ちいいですよ ! !
ちなみに、ずーっと御所といっているけど、本当は京都御苑といいます。御所は歴代天皇が住んでいた場所で、京都御苑の中にあるのが「京都御所」。
でも、京都市民で「京都御苑」や「京都御所」なんていう人は一人もいません (笑)
みんな単に「御所」って言ってます。なのでここでも御所にします。
御所の中にはテニスコートやグラウンド, 松や梅, 桜, 楓など約5万本の樹木。 これまでに, 鳥類約100種, チョウ類50種以上, トンボ類20種以上, セミ類8種, 菌類約400種が確認。 京都御所では「 オオタカ 」の生息も確認されています。
母と子の森
もし時間があったら訪ねてもらいたいのが「母と子の森」。御所の北東にある「 石薬師御門 」から徒歩約2分。
静かな森でぼーっとすることができます。
この「母と子の森」もほとんど観光客のいない静かな環境で京都にいるひとときを感じることが可能。穴場です。
上の画像のように、お昼時には地元の京都人がテーブルの上で食事をする風景が見られます。
出町柳が近くだから、出町ふたばで豆餅や出町桝形商店街で飲み物やお弁当を買って、「母と子の森」のテーブルで食事するのがおすすめ。
京都らしい穴場観光スポット
宮川町
舞妓さんや道の両側に広がる京都らしい街並を見たいのなら、花見小路より宮川町の方がおすすめ。
なぜなら、格段に観光客が少ないから。
もちろん、花見小路のようにお茶屋さんなどが軒を連ね、石畳風の道が続いています。
静かに京都の花街の風情を楽しみたいなら、是非宮川町へ行ってみてください。
ちなみに、花見小路の南端辺りから宮川町の北端までは徒歩約3分だから、2つ共行ってみてもOK。
花見小路の後に宮川町へ行けば、観光客の少なさに驚くと思います。
小川通
京都のどこにもない唯一「茶の湯」の風情を今に伝える通りが『小川通』。小川通寺之内上ル辺り ( 京都市上京区 ) にあります。
「小川通」は, 北は紫明通から南は錦小路通までの南北の通り。
その小川通 ( 南北の通り ) の寺之内通 ( 東西の通り ) から北へ本法寺辺りまで ( 140M ) の通りの東には、表千家の「 不審菴 ( ふしんあん ) 」や裏千家の「 今日庵 ( こんにちあん ) 」。
西側には茶器を売るお店が商売をしています。
道もこの辺りだけアスファルトではなく、石畳風に整備されて、茶の湯の風情を引き立てています。
春には、同じ通りの本法寺や近くの妙顕寺や妙蓮寺、水火天満宮では桜が咲き誇ります。
桜の時期に一緒に訪れるのが一番のおすすめ。
桜の時期を逃しても、小川通寺之内上ル辺りは応仁の乱の激戦地「百々橋合戦の跡」や近くには東軍の総大将 細川勝元の邸宅跡、西軍の総大将 山名宗全の邸宅跡などの応仁の乱関連スポットがたくさんあります。
応仁の乱関連のスポットや西陣めぐりを小川通と一緒にするのもおすすめです。
ちなみに、近くの妙蓮寺には赤穂義士 遺髪の墓もあります。
柳小路
京都にはたくさんの魅力的な通りがある。
その中でも四条河原町のすぐそばにあって、短いながらもオススメな通りが「柳小路」。
通りの南端には柳の樹がたなびき、風情のあるいざないをしています。
約70Mしかない短い通りだけど、細い道の両側におしゃれなお店が軒を連ね、柳小路でしか体験できない京都らしい雰囲気を味わうことができます。
この柳小路のおすすめ訪問は「雨の日」。
石畳調の道がしっとり濡れて、めっちゃ風情があります。
せっかく京都へ来たのに雨が降ってしまったら、是非「柳小路」へ行ってみてください。
花遊小路 ( かゆうこうじ )
日本一短い商店街?と自負しているのが「花遊小路商店街 ( かゆうこうじ ) 」。
四条河原町の交差点から徒歩約1分30秒に入口があるけど、忘れ去られたように佇んでいます。
注意して見ていないと、ホント見落としてしまうんです。
この花遊小路商店街は新京極商店街とも繋がっていて、長さは7, 80m位。
花遊小路商店街Webで日本一短い商店街と紹介されています。
私も何度も通っているけど, 四条通から入る花遊小路が, なんとも赴きがあって大好き。
四条河原町の繁華街にありながら, 昭和の雰囲気をプンプン醸し出しています (^^)
京都のどこにもないノスタルジックな面白い通りです (^^) 是非, 一度体験してみて下さい。
上で紹介した柳小路とはすぐ近くだから、花遊小路商店街⇒柳小路へとスムーズに散策できます。
新烏丸通 ROJI-155
京都市役所の北 新烏丸通二条上ル橘柳町155番地にあるから「ROJI-155」。
たぶん (笑)
「ROJI-155」は、猫好きにはたまらない路地。
このROJI-155の面白いところは, 奥にある「 町家猫喫茶 うたねこ堂 」という猫と楽しめる喫茶店がある関係で, 路地の途中には猫好きにはたまらない飾りがいくつもあり。
猫の置物や猫好きが喜ぶひと工夫がしてあります。
めっちゃ, おしゃれで, かわいい (^^)
ちょっと、わかりにくい場所にあるけど、猫好きは是非訪れてみてください。
京都の路地をさらに見たいのなら、先斗町やあじき路地もおすすめ
轆轤町 (ろくろちょう )
東山区にある轆轤町。六波羅蜜寺も轆轤町にあります。
名前の由来は「轆轤 (ろくろ)」ということだし、清水焼関係の窯元がたくさんあったからでは?と考えると思います。普通なら。
でも、違うんです。
なんと、轆轤町の前の町名は『髑髏町 ( どくろちょう ) 』。
その町名があまりにも不吉だということで、江戸時代の始めに語呂が似ている『轆轤町』に変更されたそう。
なんで、髑髏町なんて怖い町名になったかというと、
平安時代以来、この轆轤町の辺りは「 鳥辺野 ( とりべの ) 」と呼ばれていた死者の風葬地域の入口辺りになっていました。
そのため、辺りには人骨がいたるところに転がっていたんだそう。
今では、鳥辺野の面影を伝えるのは六道の辻や六道珍皇寺しかないけど、京都のミステリースポットのひとつです。
ちなみに、六道に辻には「幽霊子育飴」を売っているお店もあります。
轆轤町界隈には、上で紹介した「ROJI-155 」のような京都らしい細い道の路地もたくさんあります。
住民の迷惑にならない範囲での路地めぐりもおすすめのエリア。
松原橋
※上の画像の決闘の像は五条河原町交差点の中央分離帯にあります。
ほとんどの人が知っているであろう「牛若丸と弁慶の決闘」。
京都の五条大橋でありました。
って私も思っていた。けど、違うんです。
現在の五条大橋で「牛若丸と弁慶の決闘」があったわけじゃなくて、本当は一つ北にある『松原橋』でありました。
松原橋は五条大橋の1本北にある橋。
実は松原橋のある松原通は平安時代には五条大路と呼ばれていました。
清水寺の参詣道でもあったことから, 大変賑わっていたそう。
そこに架かっている松原橋が元々の五条大路の橋で, 通りの両側に見事な松並木があったことから「五条松原橋」といいました。
じゃあ、なんで松原橋へ変わったの?
こんなややこしいことが起こったのは, 京都で数々の「ゴリ押し」をしてきた豊臣秀吉。
方広寺 大仏殿を造るときに, 参詣しやすいようにと, 五条松原橋の南に新しく橋を架けました。
橋を架けること自体は何の問題もなし。
その造った橋に新しい名前を付ければいいのに, 新設の橋を「 五条大橋 」としてしまったからややこしいことに。
とばっちりを食らったのが, 本家の「五条松原橋」。 五条が取られて『松原橋』と名前を変えられてしまったんです ! !
権力者は何でもアリですね。
つまり、今の五条大橋は安土桃山時代の前はありませんでした。
なので, 誰でも知っている平安時代後期の「牛若丸と弁慶の決闘」は, 今の松原橋で起こったんです!!
私も全然知らなかった。
てっきり, 今の五条大橋での出来事だと思っていた。
だって, 今の五条大橋の西詰に牛若丸と弁慶が戦っている銅像もあるし ・ ・ ・ ・ 。
松原橋もそうだけど, 京都では良くも悪くも秀吉が関係している事が多い (^^)
「牛若丸と弁慶の決闘」は現在の松原橋で起こった。って書きました。
ただし、諸説あります。
「義経記 ( ぎけいき ) 国立国会図書館 所蔵」の第三巻には, 牛若丸と弁慶が戦ったのは「五条天神宮」と誰もが知っている世界遺産の2か所と記されています。
「牛若丸と弁慶の決闘」、ホントはどこで起こったのか?
伏見らしい場所
伏見 名水・名酒・幕末スポット
最後に紹介するのが「伏見」。
京阪電車や近鉄電車、JR、京都市地下鉄でアクセスできます。
伏見といえば、一番最初に思い浮かぶのは伏見稲荷大社だけど、早朝以外は混んでいます。
今回紹介するのは、京阪「伏見桃山駅」、近鉄「桃山御陵前駅」すぐの伏見大手筋商店街を中心としたエリアに点在する名水・名酒・幕末スポット。
少し離れているのもあるけど、この3つはかたまってあるから一緒に観光することができます。
伏見の良いところは、名水・名酒・幕末スポットの3つ同時に楽しめる濃い観光ができること。
それほど、観光客で混んでもいないし、おすすめです。
ちなみに、伏見は美味しいラーメン屋さんも多いから、観光の合い間に食べてみてください。
京都 穴場観光スポット まとめ
どうでしたか。京都の穴場観光スポット。
京都の代表的な観光スポットは、早朝以外は観光客でいっぱい。
「人が多い京都観光は嫌だ!!」という人は、上で紹介した『京都 穴場観光スポット』を参考にしてみてください。
ぼーっとできる場所や人が少なくても京都らしさを満喫できる一味違った京都観光ができます。
京都の混雑予想は下記を参考にどうぞ。
コメント
コメント一覧 (2件)
川柳でも読みたくなる風景ですね。 そんな才能ないけど・・(^_^;)
nomigon52 様
いつも閲覧そして投稿、ありがとうございます。
京都にもゆったり・のんびりできる観光スポットがあります。
ちなみに、私も川柳の才能はなく、風景を観てぼーっとしています。
これからもよろしくお願いします。
Kei