「 妙顕寺 桜 」
京の都で10年以上続いた応仁の乱。
その応仁の乱の東軍 総大将 細川勝元の屋敷跡のすぐ北にあるのが「妙顕寺」。
春にはソメイヨシノや遅咲きの枝垂桜などが楽しませてくれます。
妙顕寺 桜 見どころ
鐘楼付近の桜

2025年4月4日 撮影
鐘楼付近に染井吉野や遅咲きの紅枝垂桜が植えられています。
鬼子母神堂裏の桜

本堂の左前にある鬼子母神堂の裏に大きな染井吉野。

この時は8~9分咲き

大きいだけじゃなく形も美しい。
本堂裏(勅使門辺り)の桜


本堂の裏手には染井吉野。


妙顕寺で染井吉野が一番濃いエリア。
本堂と方丈の間の桜


方丈と本堂を結ぶ渡り廊下横にも堂々たる染井吉野。


妙顕寺の通用口辺りにも染井吉野が植えられています。
妙顕寺 その他の桜


2024年4月12日 撮影
妙顕寺は染井吉野の他にも遅咲きの枝垂桜が植えられています。
その中で一番代表的なのが門前の枝垂桜。
2本あって、それぞれ個性的な枝垂桜です。
ただ、2023年辺りから向かって左側の枝垂桜の花つきが悪くなっているから少し心配。
また、境内や方丈前にも遅咲きの枝垂桜があり。
妙顕寺について
正式には四海唱導(しかいしょうどう)妙顕寺といい、日蓮宗の大本山の一つ。
日蓮上人の孫弟子にあたる日像上人が元亨(げんこう)元年(1334)に、京都における日蓮宗最初の道場としたのが始まり。
建武(けんむ)元年(1334)には、後醍醐天皇から法華宗号と※勅願寺の詔(みことのり)を受け、法華宗最初の勅願寺として、洛中洛外の宗門の第一位に認められました。
※ 国家鎮護・皇室繁栄などを祈願する寺。
しかし、度々の災禍によって転々とした後、天正十一年(1583)に豊臣秀吉の京都整備計画の一環で西洞院二条から現在地に移されました。
寺宝として尾形光琳 筆の「松竹梅」図三幅などがあります。
桜モデルコース寺之内
京都市上京区の堀川寺之内周辺には妙顕寺の他にも、本法寺・妙蓮寺と桜スポットが徒歩圏内に固まってあります。
この辺りは市内中心部から少し離れているし、まだまだ観光客がそれほど訪れていないエリア。
そして、ちょっと早めの染井吉野なら、水火天満宮の早咲きの紅枝垂桜もいけるかも。
また、少し離れるけど、16歳の牛若丸(源義経)が奥州の平泉へ旅立つ時に、平家打倒の宿願成就と旅の安全を祈願したとされる首途八幡宮(かどではちまんぐう)横の桜井公園の桜を観に行ってもOK。
その首途八幡宮のすぐ北には背丈の低い遅咲きの桜が境内に咲き誇る雨宝院もあり。



堀川寺之内周辺にはオススメの桜スポットが満載。


妙顕寺 アクセス
妙顕寺は, 寺之内通小川東入ルにあります。
・京都市バス「堀川寺之内(青マーク)」バス停下車徒歩約4分
・地下鉄烏丸線「今出川駅(緑マーク)」2番出入口から徒歩約10分
詳しいアクセスを見る
市バス「堀川寺之内」バス停へ
京都駅前バスターミナル(JR中央口前)から
JR京都駅の中央口(京都タワー側)の前にあるのが京都駅前バスターミナル
B1乗場 | 9号系統 二条城・西賀茂車庫 行き |
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下車 | 堀川寺之内バス停下車徒歩約4分で「妙顕寺」 |
四条河原町から
四条河原町バス停は、A~Hの合計8か所。 行先によって乗車する停留所は違います。
D乗場 | 12号系統 二条城・金閣寺・立命館大学 行き |
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下車 | 堀川寺之内バス停下車徒歩約4分で「妙顕寺」 |
※京都市バスの掲載内容は京都市バス時刻表で確認してください。万が一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。
地下鉄
JR京都駅から
JR京都駅下車後, 地下鉄「京都駅」から [国際会館 行き] に乗車
↓
『今出川駅』下車、2番出入口から徒歩約10分。
近くの桜スポット
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本法寺
それほど沢山の桜が境内にある訳じゃないけど, 多宝塔の周辺や本堂前にある桜が印象的なお寺。雑然と桜があるわけではなく、重要なポイントに上品に植栽されています。京都中心部から遠いことやバス以外のアクセスに恵まれていないため、観光客も少なめです。
本法寺 (妙顕寺から徒歩約3分)
妙蓮寺
妙顕寺から徒歩約5分にあるのが「妙蓮寺」。
御会式(おえしき)桜(10月桜)を初めて見ました。言い伝えも合わせて不思議な桜。庫裡の前の枝垂桜は美しく一見の価値あり。また、墓地には赤穂義士遺髪の墓もあります。
水火天満宮
境内に、どっしりと垂れ桜が存在感を誇っています。樹高がそれほど高くないから、その華やかなピンク色の花びらを真近で桜を楽しめます。
水火天満宮 (妙顕寺から徒歩約6分)
近くの観光スポット
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細川勝元邸宅
妙顕寺の斜め前にあったのが応仁の乱 東軍総大将の「細川勝元邸宅」。山名宗全の邸宅跡のように石碑は存在しないけど、1区画にわたる広い邸宅だったよう。歴史に消えていった”東陣”の悲しさ。


小川通
妙顕寺から徒歩約1分にあるのが小川通。
小川通寺之内上ルには表千家の不審菴、裏千家の今日庵が並んであります。この辺りだけ雰囲気が違う。 石畳風で道が整備され、町並みと共に、京都らしい雰囲気を醸し出しています。
応仁の乱激戦地 百々橋の合戦跡
応仁の乱で東軍西軍が激突した激戦の地。当時はここに小川が流れていて、橋の基礎になった石が面影を偲ばせてくれます。妙顕寺から徒歩約1分。
山名宗全の邸宅跡
山名宗全は京都で約11年も続いた応仁の乱の西軍総大将。妙顕寺から徒歩約7分のところにあります。
紫式部・小野篁の墓
本法寺から徒歩約9分のところにあるのが「紫式部・小野篁の墓」。
紫式部は「源氏物語」の作者。小野篁(おののたかむら)は昼間は朝廷に出仕し、夜は閻魔大王に仕えていたという伝説があり、「今昔物語」などにも語られています。
妙顕寺 桜 2025 まとめ
妙顕寺では、染井吉野や遅咲きの枝垂桜が楽しめます。



今回は染井吉野を中心に案内しました。
妙顕寺はそれほど染井吉野は多くはないけど、1本1本が大きく形も美しい。
妙顕寺は観光客も少なく、ゆったり落ち着いて桜が楽しめます。



おすすめです。
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