北は銀閣寺の参道辺りから南は紅葉で有名な永観堂の北辺りまで。
1.5km以上に渡って哲学の道沿いに桜並木が続いています。
哲学の道 桜 2023 見どころ
2023年3月27日 撮影
毎年, 岡崎の琵琶湖疏水沿いの後で来ているから, 哲学の道の桜は南端から観始めます。
南禅寺方面から歩いて来る場合は哲学の道の南端, 銀閣寺からだと哲学の道の北端から散策。
写真のように, 哲学の道沿いに桜並木が続いていきます。
右端の琵琶湖疎水の分線沿いに歩行者の小径。
その横には, 歩行者と自転車も通れる少し広い道。
琵琶湖疎水の分水に架けられた小さな橋の上からの眺め。
このような風景がずーっと続いていきます。
岡崎の琵琶湖疎水のような川幅が広い水辺の桜も美しいけど, 哲学の道のような小さな流れの桜も京都らしくて趣がある。
哲学の道ではないけれど, 銀閣寺参道から流れを東へ変えた疎水沿いにも綺麗な桜並木。
写真は, 銀閣寺西橋からの眺め。
哲学の道 散策ポイント
私は自転車で南の若王子橋から北上していくけど, 1.5km以上歩くのはしんどいから, 全行程を歩く必要もなし。
どちらかといえば北の方が桜の密度が濃いから, 「 銀閣寺道 」バス停で下車して, 散策するのが良いと思います。
銀閣寺や橋本関雪記念館も近くだし。
哲学の道が観光客でいっぱいの時
哲学の道は, 銀閣寺参道付近で終わりだけど, 桜並木は白川通を過ぎても住宅街の中を西へ続いていきます。
2018年 撮影
観光客は白川通を渡ってまで桜を見に来ないから, 人出はかなり減少。
哲学の道のような趣はないけど, 桜は同じように美しく咲いているから心配なし。
ゆったり歩きながら楽しむことができます。
哲学の道の由来
大正時代, 哲学者の西田幾多郎 ( きたろう ) が好んで散策したことから「哲学の道」と呼ばれるようになりました。
哲学の道に桜が植えられている理由
西田幾多郎が散歩していた時, 哲学の道には今のような桜はまだありませんでした。
実は「哲学の道」に桜が植えられているのには理由があります。
明治時代後半から昭和20年まで数多くの名作を残した近代日本画の巨匠 橋本関雪 ( 1883 ~ 1945 ) が関係しています。
ただ, 橋本関雪が画家として大成するまで, かなり苦労をしたそう。
そのため妻の”よね”が少しずつ「 へそくり 」をしていたんです。
但し、思っていたよりも早く橋本関雪が画家として身を立てられるようになってきたから, 貯めていた「 へそくり 」が必要なくなってきました。
こうゆうのは, めっちゃ嬉しいですね。
すごく得した気分 ! !
2人で「へそくり」の使い道を考えていたところ「何かの記念に使うべきでは。」 ということに。
その後も, 関東大震災の慰霊のためや妻の”よね”が亡くなり, その慰霊のためになど, ことあるごとに哲学の道に桜を植えていくことになったそうです。
夫婦の思いが詰まった哲学の道の桜は, いつの頃からか地元では「関雪桜」と呼ばれるようになりました。
今, こうして私たちが哲学の道で桜を楽しめるのも, 橋本関雪と妻の”よね”のお陰 (^^)
哲学の道 アクセス
・白川今出川辺りから南下する場合は市バス「銀閣寺道」バス停から徒歩約2分。
・若王子橋から北上する場合は市バス「東天王町」バス停から徒歩約10分。
詳しいアクセスを見る
哲学の道を南下する場合 市バス「銀閣寺道」バス停へ
京都駅前バスターミナル ( JR中央口前 ) から
JR京都駅の中央口 ( 京都タワー側 ) の前にあるのが, 京都駅前バスターミナル ( pdf )。
四条河原町から
四条河原町バス停 ( pdf ) は, A~Hの合計8か所あります。 行先によって乗車する停留所は違います。
C乗場 | 17号系統 出町柳駅・百万遍・銀閣寺 行き |
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E乗場 | 203号系統 祇園・熊野・銀閣寺 行き |
H乗場 | 5号系統 岡崎公園・平安神宮・銀閣寺・岩倉 行き 32号系統 平安神宮・銀閣寺 行き ( 32号系統は銀閣寺前バス停の方が哲学の道に近い ) |
下車 | 銀閣寺道バス停下車, 徒歩約2分で「哲学の道」 |
四条烏丸 ( 地下鉄四条駅 ) から
四条烏丸バス停は, A~Gの合計7か所あります。 行先によって乗車する停留所は違います。
C乗場 | 5号系統 岡崎公園・平安神宮・銀閣寺・岩倉 行き |
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F乗場 | 32号系統 平安神宮・銀閣寺 行き ( 32号系統は銀閣寺前バス停の方が哲学の道に近い ) 203号系統 四条河原町・祇園・熊野・銀閣寺 行き |
下車 | 銀閣寺道バス停下車, 徒歩約2分で, 「哲学の道」 |
哲学の道を北上する場合 市バス「東天王町」バス停へ
京都駅前バスターミナル ( JR中央口前 ) から
JR京都駅の中央口 ( 京都タワー側 ) の前にあるのが, 京都駅前バスターミナル ( pdf )。
四条河原町から
四条河原町バス停 ( pdf ) は, A~Hの合計8か所あります。 行先によって乗車する停留所は違います。
四条烏丸 ( 地下鉄四条駅 ) から
四条烏丸バス停は, A~Gの合計7か所あります。 行先によって乗車する停留所は違います。
C乗場 | 5号系統 岡崎公園・平安神宮・銀閣寺・岩倉 行き |
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F乗場 | 32号系統 平安神宮・銀閣寺 行き 203号系統 四条河原町・祇園・熊野・銀閣寺 行き |
下車 | 東天王町バス停下車, 徒歩約10分で「哲学の道」 |
※ 京都市バスの掲載内容は, 京都市バス時刻表でご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
近くの観光スポット
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銀閣寺
正式名称を 「東山慈照寺」 といい, 相国寺の塔頭寺院の一つ。 室町幕府八代将軍 足利義政によって造営されました。 銀閣 ・ 銀沙灘 ( ぎんしゃだん ) などの造形物も確かに良いものだけれど, それ以上に印象的だったのは, 庭園。素晴らしく手入れの行き届いた美しい庭園に包み込まれて, 造形物が一層輝きを増し, 見るものを感動させてくれます。
銀閣寺 ( 哲学の道の北端付近にある銀閣寺橋から徒歩約3分 )
若王子神社 ( にゃくおうじじんじゃ )
哲学の道の南端にある若王子橋からすぐのところにあるのが, 「熊野若王子神社」。
椰の木の垣根で覆われていることから, 縁結びにご利益があるとされています。
大豊神社 ( おおとよじんじゃ )
若王子橋から程近いところにあるのが,「大豊神社」。
本殿前に見事な枝垂桜が植えられています。
哲学の道の桜を観るする時に, 一緒に観ておく価値ありです。
永観堂
京都の紅葉スポットとしては指折りなのが, 永観堂。 放生池の周辺に紅葉が散りばめられ, 見るものを魅了させてくれます。 紅葉だけが注目されがちだけど, 山の斜面を利用した境内の建物も, ゆっくり時間をかけてみる価値ありです。
永観堂 ( 哲学の道の南端にあるから若王子橋から徒歩約5分 )
清流亭
哲学の道の南端にある若王子橋から徒歩約8分にあるのが「清流亭」。
清流亭の敷地内に咲いている紅枝垂れ桜やソメイヨシノが, 敷地の外側からでも楽しめます。
広範囲にある桜ではないけど, 紅枝垂れ桜が並んで咲き誇る様はただただ美しいの一言。 隠れ家的な桜スポット。
近くのグルメ&ラーメン
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ローストチキンダイニング 吉田チキン
鶏の旨味を満喫できます。 皮は薄く柔らかで, “しっとり” 。 皮独特の香ばしい味わいとスパイス感がたまりません。 肉も薄く塩味がして, そのままでも美味しくいただけます。
ローストチキンダイニング 吉田チキン ( 白川今出川交差点から徒歩約7分 )
しらかわ
白川今出川交差点からすぐにあるのが, 「しらかわ」。京都ラーメンのお店です。
しらかわの特徴は, 多めに「お酢」が入っていること。京都ラーメンにはお酢が合うことが実感してもらえると思います (^^)
中華そば ますたに
白川今出川交差点から徒歩約1分にあるのが, 「中華そば ますたに」。
創業が昭和23年( 1948 )。 背油ちゃっちゃの京都ラーメンといえば「 中華そば ますたに 」。
麺屋 神楽
白川今出川交差点から徒歩約3分にあるのが, 「麺屋 神楽」。
上品で複雑な甘い旨味を楽しめる醤油ラーメン。 美味しいです。 あっさりサッパリしたラーメンが好きな人には, 特にオススメ ! !
ラーメン あかつき
白川今出川交差点から徒歩約4分にあるのが, 「ラーメン あかつき 。
「ラーメン あかつき」はマイルドな豚骨醤油。 とにかく,「ラーメン あかつき」では, チャーシューメンがオススメ ! ! ! !
哲学の道 桜 2023 まとめ
平日の月曜日に哲学の道に行ったのに, めっちゃ人が多かった ! !
特にインバウンド。 東アジアもいたけど, 欧米も多かった。
哲学の道はメジャーな桜スポットやからなー。
コロナ前の人の多い京都に戻りつつあると感じました。
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