「 時代祭 2018 」
2017年の時代祭は, 秋雨前線と台風21号の影響で, 中止となってしまいましたが, 2018年の時代祭は, 晴天のもとで行われました。
行列コース
京都御所 建礼門前出発 ( 12:00 ) ⇒ 堺町御門 ⇒ 烏丸丸太町 ⇒ 烏丸御池 ⇒河原町御池 ⇒ 河原町三条 ⇒ 三条大橋 ⇒ 三条神宮道 ⇒ 平安神宮 ( 14:30頃 )
烏丸丸太町 ~ 烏丸御池, 三条大橋 ~ 三条神宮道の辺りが比較的ゆったり行列を見物できます。 撮影場所は, 烏丸通夷川下ル辺りです。
時代行列
京都に都が置かれてからの各時代毎に行列が組まれています。
一番現代に近い「 維新勤王列 」から一番古い「 延暦文官参朝列 」まで, 時代を遡るかたちで行列が進んでいきます。
維新勤王隊列
行列の中でも見ていて一番わくわくします。
鼓笛隊の太鼓と笛の音が聞こえてくると 「 いよいよ時代祭が始まった 」 という雰囲気が高まってきます。
維新志士列
桂小五郎
西郷吉之助
西郷吉之助。 恰幅が良く似合っていました。
坂本竜馬
高杉晋作
ちょっと, かつらが ・ ・ ・ ・ 。
京都には, 太秦映画村のような時代劇の撮影所もあるのに, もう少し何とかできないかなー。
真木和泉守
モデル良し ! !
徳川城使上洛列
なかなかユーモアがあって, 良かったです。 場が和みますね。
この駕籠は, めっちゃ重そうだった。
江戸時代婦人列
和宮
出雲阿国
なかなか似合ってましたねー。 このまま新しい 「 南座 」へ行けるかも ! ?
豊公参朝列
豊臣秀吉が京都市の南にある伏見城から御所へ参朝した時の行列でしょうね。
秀吉は, 自分が御所へ通いやすくするために, 新たに「 御幸町通 」を造りました。
他にも秀吉は京都で色んな影響をもたらしました。 「 御幸町通 」のように, 現代まで続いていることもたくさんあります。
織田公上洛列
有名な武将が多く, 一番花がある行列。
織田信長
柴田勝家
まっすぐ前を見据え, 落ち着き払った姿は, 武将そのもの。
丹羽長秀
滝川一益
戦国武将の雰囲気 ! !
羽柴秀吉
室町幕府執政列
室町幕府は, 足利尊氏によって開かれましたが, 京都の「 室町 」に幕府があったのでその名がつきました。
一緒に歩いている関係者は, カウボーイハット (笑)
室町洛中風俗列
楠公上洛列
鎌倉幕府が滅びた後の, 後醍醐天皇の政治に不満を持つ武士たちを代表する形で足利尊氏が光明天皇を擁立しました。 これが南北朝の北朝とされます。 一方, 京都を追われた後醍醐天皇は, ”吉野” に逃れ南朝を開きました。
ここに, 二人の天皇が存在する 「 南北朝時代 」 が始まってしまいました。
「 吉野時代 」とは, 南朝を正統とする呼び名です。
ほら貝が印象的な行列。
中世婦人列
静御前
淀君
大原女
城南流鏑馬 ( やぶさめ ) 列
藤原公卿参朝列
この時代は, 公家 ・ 文官が中心になっています。
軽武装だけど, 色合いがオシャレな衣装。
平安時代婦人列
延暦武官行進列
平安京に遷都されたのは794年だけど, 元号でいうと, 「 延暦 ( えんりゃく ) 13年 」だから, 延暦時代です。
延暦文官参朝列
この後行列は, 神饌講社列 ⇒ 前列 ⇒ 神幸列 ⇒ 白川女献花列 ⇒ 弓箭組列と続きます。
平安神宮と時代祭 歴史
平安神宮は, 平安京遷都から1,100年目を記念して, 明治28年に, 桓武天皇を祭神として創建されました。
時代祭は, 平安神宮の創建を祝う形で始められたお祭で, 葵祭, 祇園祭とともに, 京都三大祭の一つです。
時代祭 2018 まとめ
写真を撮りやすいように, 旗をこちらへ向けてくれました。 ありがとう ! !
気持ちのよい晴天の元, 時代祭が行われました。 2017年は, 秋雨前線と台風21号の影響で, 中止になっていたから, なおさら良かった。
2年ぶりに観た時代祭の行列。 個人的な意見だけど, ちょっと, 違和感を感じたのが幕末の列。
坂本龍馬や高杉晋作なども, もちろん魅力的で好きだけど, 倒幕側 ( 明治新政府側 ) の人間ばかりで面白くない。 偏っていますね。
佐幕側 ( 江戸幕府側 ) の新選組や会津藩などの人間も, 江戸時代か, それとも「 維新志士列 」を 『 幕末列 』などと名称替えて, 行列に加えるべき。
今の時代に, いまだ, 佐幕側 ( 江戸幕府側 ) が, 冷遇されているのには本当にあきれる。 100年以上が経って, 昔ほど遺恨も残っていないのに, フェアじゃない。
新選組を入れたら, さらに華やかになるのに。
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