京都【東福寺 涅槃会】涅槃図で東福寺だけ猫がいる意外な理由とは?!
3月の京都、春の足音が聞こえ始める季節に、ぜひ訪れてほしい場所。
それは、臨済宗大本山「東福寺」。
毎年3月14日から16日までの3日間だけ、法堂に掲げられる日本最大級の「大涅槃図」。
室町時代の画家・明兆(みんちょう)が描いたこの大作には、本来なら描かれない「猫」が。
今回は、2026年の東福寺の涅槃会参拝前に知っておきたい見どころやアクセスなどを案内します。
東福寺 涅槃会 (大涅槃図 公開)
涅槃会とは、お釈迦様の命日に合わせて執り行われる法要。
合わせて、大涅槃図が公開されます。
| 時 | 2026年3月14日~16日 |
| 時間 | 9:00~16:00 (受付終了15:30) ※最終日のみ15:30まで (受付終了15:00) |
| 場所 | 東福寺 法堂 |
| 拝観料 | 2025年は無料公開 |
| 連絡先 | 075-561-0087 |
※内容・時間は変更されることがあり
※訪れる場合は寺院へ確認してください
涅槃図(ねはんず)とは
涅槃図とは、お釈迦様が旧暦2月15日に入滅(死去)する場面を描いた仏画。
中心に横たわる釈迦を囲み、嘆き悲しむ弟子や菩薩、さらには鳥獣までもが描かれています。
明兆について
吉山明兆(きっさん・みんちょう、1352-1431)は、室町時代の前・中期にかけて活躍した東福寺の画僧。
東福寺の仏殿を管理する「殿司(でんす)」という職にあったため「兆殿司(ちょうでんす)」とも呼ばれました。
彼は宋・元の画法を学び、才能を発揮。代表作は「大涅槃図」や「十六羅漢図」、「聖一国師像」など。後の仏画にも大きな影響を与えました。
巨大な「大涅槃図」の開帳と涅槃会
法堂で「涅槃会」が営まれ、縦約12m、横約6mという巨大な「大涅槃図」が公開されます。
明兆(みんちょう)が描いたこの涅槃図には、本来涅槃図には描かれないはずの「猫」が描き込まれていることで有名。
猫が描かれた珍しい涅槃図の謎
本来、お釈迦様が亡くなる場面を描いた「涅槃図」には、悲しみに暮れる多くの動物たちが描かれるけど、猫だけは描かれないのが仏教絵画の通例 (魔物の使いとされたり、お釈迦様のための薬を取ってきたネズミを食べてしまったから、などの説があり)。
そんな中で、東福寺の涅槃図に猫が登場する理由には、主に「絵の具」にまつわる伝説が有名です。
明兆と猫
明兆がこの巨大な涅槃図を描いていた際、貴重な青色の絵の具が足りなくなってしまいました。
困り果てた明兆の前に一匹の猫が現れ、彼の衣を引っ張って、ある場所へと案内したそう。
猫が導いた先には、なんと絵の具が隠されていた(あるいは絵の具を寄進してくれる人の元へ連れて行った)といいます。
無事に涅槃図を完成させることができた明兆は、その猫への感謝の気持ちを込めて、本来はタブーとされていた猫を特別に描き入れた……と伝えられています。
どこに描かれている?
この猫は、象の足元あたりに描かれています。

非常に小さく、ちょこんと座った姿で描かれている。
無病息災を願う「花供御(はなくそ)」
この3日間だけ授与されるのが、ユニークな名前のお菓子「花供御」。
お釈迦様へのお供え物のあられですが、「食べると1年間病気をしない」と言われる縁起物です。
東福寺 国宝 三門・龍吟庵特別拝観
東福寺 涅槃会(大涅槃図 公開)と同時期に特別公開されるのが、東福寺の国宝 三門&龍吟庵。
高さ22メートルを誇る日本最古の三門から眺める景色や、重森三玲が手掛けたモダンな庭園が美しい龍吟庵など、この時期しか出会えない貴重な文化財です。


東福寺について
鎌倉時代半ばに摂政 九条道家の命によって19年の歳月(1236~1255)を費やして完成した大伽藍。
開山(初代住職)は円爾弁円(えんにべんねん 聖一国師円爾 しょういちこくしえんに)。
当時は奈良の東大寺や興福寺が隆盛を誇っており、2つのお寺のようになっていきたいとの思いを込めて、東大寺の「東」と興福寺の「福」をとって、「東福寺」と名付けられました。
京都 3月のおすすめイベント
3月のライトアップ
東寺 月回廊
2月11日〜3月11日(3月4日のみ休業)のライトアップイベント「東寺月回廊」が初開催。
「嵐山月灯路」を手掛けたクリエイティブチームが贈るこのイベントは、五重塔と数万個の「竹あかり」が共演する珠玉の光のアートです。


✓3/14~4/12の東寺 夜桜ライトアップは下記を参照してください。


高台寺 ライトアップ
3/13~5/6まで開催


圓徳院 ライトアップ
3/13~5/6まで開催


✓上記以外の京都3月のライトアップは下記を参照してください。


京都の梅
京都は2月上旬辺りから梅が咲き始め、3月中旬ぐらいまで楽しめます。
✓京都の梅の名所は下記をどうぞ。


✓京都の「穴場の梅」を案内しています。


京都の梅園公開
✓城南宮では「しだれ梅と椿まつり」が2/18~3/22まで開催。ユートピアのような光景が広がります。


✓城南宮のしだれ梅と椿で感動した後はモデルコースで伏見めぐりも。


✓京都の梅の新名所「三室戸寺 しだれ梅園」2/14~3/22まで開催中。


✓随心院 小野梅園 一般公開 3/7〜3/22 約230本の梅が薄紅色に染まる。


✓上記以外の京都3月のイベントは下記を参照してください。


京都のおすすめ桜情報
✓京都のソメイヨシノの開花&満開予想を確認!


✓京都の早咲き桜の名所と穴場を案内しています。


✓京都の遅咲き桜は下記を参照してください。


✓京都の桜シーズンの混雑が嫌な人へ


✓とりあえず一度くらいは行っておきたい京都の桜スポット


【京都 おすすめ桜スポット】
【京都 桜モデルコース】
東福寺 近くの観光スポット
御寺(みてら) 泉涌寺
東福寺から徒歩約20分にあるのが「御寺 泉涌寺」。
令和元年、天皇皇后両陛下が 「即位の礼」や「大嘗祭(だいじょうさい)」 が終了したことをお伝えになるため、奈良県橿原市(かしはらし)の神武天皇陵と京都市東山区の孝明天皇陵を参拝されました。その孝明天皇陵のあるのが「御寺 泉涌寺(みてら せんにゅうじ)」。皇室と繋がりの深いお寺。
1月の成人の日に山内の寺院で行われる「七福神めぐり」は多くの人で賑わいます。
都七福神めぐり(泉涌寺の山内で行われる「七福神めぐり」とは別の七福神めぐり)
今熊野観音寺
東福寺から徒歩約20分にあるのが「今熊野観音寺」。
拝観料も要らず、京都で綺麗な紅葉が観ることができるオススメ紅葉スポットです。
東福寺 アクセス
・市バス「東福寺」 バス停下車、徒歩約8分
・京阪&JR「東福寺」下車、徒歩約10分
詳しいアクセスを見る
大阪方面から
京阪
京阪「淀屋橋駅」・「北浜駅」・「天満橋駅」・「京橋駅」で特急[出町柳 行き] に乗車
⇒京阪「七条駅」下車後、市バス「七条京阪前」バス停へ
| 乗車 | 208号系統 博物館 三十三間堂 泉涌寺・東福寺 行き |
|---|---|
| 下車 | 市バス「東福寺」バス停から徒歩約8分 |
京阪
京阪「淀屋橋駅」・「北浜駅」・「天満橋駅」・「京橋駅」で特急[出町柳 行き] に乗車
⇒「丹波橋駅」下車後、各駅停車に乗換、「東福寺駅」下車、徒歩約10分
JR+市バス
JR「大阪駅」で新快速[京都方面 行き] に乗車
⇒「京都駅」下車後、京都駅前バスターミナル(京都タワー側)へ
| D2乗場 | 208号系統 博物館 三十三間堂 泉涌寺・東福寺 行き |
|---|---|
| 下車 | 市バス「東福寺」バス停から徒歩約8分 |
JR
JR「大阪駅」で新快速[京都方面 行き] に乗車
⇒「京都駅」下車後、JR奈良線に乗車(JR京都駅が始発)
⇒ひと駅目の「東福寺駅」下車、徒歩約10分
阪急+市バス
阪急「大阪梅田駅」で特急[京都河原町 行き] に乗車
⇒「京都河原町駅」下車後、四条河原町バス停へ
四条河原町バス停(GoogleMAP)は、A~Hの合計8か所。 行先によって乗車する停留所は違います。
| E乗場(橙) | 207号系統 清水寺・東福寺 行き |
|---|---|
| 下車 | 市バス「東福寺」バス停から徒歩約8分 |
京都駅から
JR
「京都駅」でJR奈良線に乗車(JR京都駅が始発)
⇒ひと駅目の「東福寺駅」下車、徒歩約10分
市バス
JR京都駅の中央口(京都タワー側)の前にあるのが京都駅前バスターミナル
| D2乗場 | 208号系統 博物館 三十三間堂 泉涌寺・東福寺 行き |
|---|---|
| 下車 | 市バス「東福寺」バス停から徒歩約8分 |
四条河原町から
市バス
四条河原町バス停(GoogleMAP)は、A~Hの合計8か所。 行先によって乗車する停留所は違います。
| E乗場(橙) | 207号系統 清水寺・東福寺 行き |
|---|---|
| 下車 | 市バス「東福寺」バス停から徒歩約8分 |
※ 京都市バスの掲載内容は京都市バス時刻表で確認してください。万が一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。
※全ての行き方を掲載しているわけではありません
✓東福寺 涅槃会以外の3月のイベントは下記を参照してください。






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