【実相院 紅葉 2025】3つの異なる魅力の紅葉をもつお寺
「 実相院 紅葉 2025 」
京都の洛北 岩倉の山の麓に佇んでいるのが「実相院門跡(以下実相院)」。
石庭「心のお庭」・山水庭園・床もみじの3つの美しい魅力的な紅葉が観られることで知られています。
実相院 紅葉 2025
実相院の紅葉は山水庭園⇒石庭「こころのお庭」⇒床もみじの順番に紅葉の見頃を迎えます。
1.石庭「こころのお庭」

2025年11月21日撮影
石庭「こころのお庭」は、比叡山を借景とした枯山水。庭の北側に壁のようにそそり立つ見事な紅葉と白砂の庭との共演が非常に魅力的で美しい。
石庭「こころのお庭」の全体を見渡す(YouTube)

これ程大きな楓が壁のように整列して並ぶ眺めは「圧巻」の一言。
また、ひとつ一つのカエデの見ごろが違うから色づきのグラデーションが楽しめる。
京都の庭園でこんなダイナミックな紅葉が観られるのは実相院くらい。

意見の価値ありです。



ただ、2025年は若干、早め。もう3~5日位後だったら、さらに美しい紅葉のグラデーションが観られます。
石庭「こころのお庭」 は、石組みと苔で日本の国を表現。
島を囲む海に立つ三つの木製オブジェは波を現わし、表面は杉皮が施され後ろ側に盛り土をしてその表面を白砂で覆っています。
江戸時代から続く「造園植治」の小川勝章氏監修のもと、2013年春~2014年秋にかけて、市民参加による作庭が行われました。
2.山水庭園


本堂の西側に位置するのが「山水庭園」。3つある実相院の紅葉で一番初めに見頃を迎えます。



ちょうど見頃に訪れることができた。
「山水庭園」は人の手で造られた庭。
パッと見ると雑然としている。
でも西側の裏山と北側の紅葉を借景として観ると、自然の中に溶け込んでいるように感じるから不思議。


赤く色づいた裏山と上に広がる青空、紅葉の庭が織り成す美しい景色を堪能。



山水庭園は色々なアングルから楽しめるのも良いところ。
床もみじ
室内の撮影は禁止されているから、ホームページで「床もみじ」をどうぞ。
「山水庭園」と石庭「こころのお庭」の見頃には訪れたことはあるけど、実際に床もみじが一部でも真っ赤に色づいたところをこの目で見たのは2022年だけ。
実相院でも一番陽当たりの悪いところにカエデがあるから色づくのが遅い。
2025年は山水庭園と石庭「こころのお庭」は見頃だったけど、床もみじはまだまだ青もみじ。
実相院 紅葉 混雑&混雑回避
実相院の紅葉が見頃の時は、平日でも混雑します。
私は、混雑を避けるために開門の9時には行ってるけど、10時以降は混雑してきます。
観光バスが続々到着し、団体客が拝観に訪れる。
実相院はあまり広くはない建物の中から庭を観るから、少しの観光客の増加で混雑感が大幅にアップしてしまいます。
混雑を避けたいのなら、開門9時前に実相院に到着して門の前に並んでおくか、遅くとも10時までには訪問しましょう。
実相院 紅葉 見頃
実相院の紅葉は山水庭園、石庭、床もみじの3つがあって、山水庭園⇒石庭⇒床もみじ の順番に見頃を迎えます。
過去の訪問を元にした実相院の見頃は下記で詳しく説明しています。


実相院について


京都の洛北 岩倉の山の麓に佇んでいるのが「実相院門跡」。
山水庭園・石庭「心のお庭」・床もみじの3つの美しい紅葉が観られることで知られています。
実相院は、もと ※天台宗寺門派の門跡寺院。
寛喜元年(1229)、静基(じょうき)によって開かれました。
※ 最澄によって開かれた宗派
寛永年間、足利義昭の孫にあたる義尊が住職になり、その後は後西天皇の皇子(息子)である義延親王が住職になりました。
それ以来、皇室・公家が住職を務めていきました。
実相院 アクセス
・ 京都バス「岩倉実相院」バス停下車すぐ
・ 京都バス「岩倉中町」バス停下車、徒歩約10分
・ 叡山電鉄鞍馬線「岩倉駅」下車、徒歩約16分
詳しいアクセスを見る
大阪方面から
京阪+京都バス(市バスではない)
京阪「淀屋橋駅」・「北浜駅」・「天満橋駅」・「京橋駅」で特急[出町柳 行き] に乗車
⇒終点の「出町柳駅」下車後、5番出入口すぐの「出町柳駅前」バス停へ
| 乗車 | 41・43系統 岩倉村松 行き |
|---|---|
| 下車 | 「岩倉中町」バス停下車、西へ徒歩約10分 |
京阪+叡山電鉄
京阪「淀屋橋駅」・「北浜駅」・「天満橋駅」・「京橋駅」で特急[出町柳 行き] に乗車
⇒終点の「出町柳駅」下車後、叡山電鉄に乗換(出町柳駅が始発)
⇒[鞍馬行]に乗車で「岩倉駅」下車、北へ徒歩約16分
JR+地下鉄+京都バス(市バスではない)
JR「大阪駅」で新快速[京都方面 行き] に乗車
⇒「京都駅」下車後、京都市営地下鉄 烏丸線「京都駅」で [国際会館] 行きに乗車
⇒「国際会館駅」下車、4-1出入口から京都バス1番のりばへ
| 乗車 | 24系統 岩倉実相院 行き |
|---|---|
| 下車 | 「岩倉実相院」バス停下車すぐ |
JR+京阪+叡山電鉄
JR「大阪駅」で新快速[京都方面 行き] に乗車
⇒「京都駅」下車後、JR奈良線に乗車(JR京都駅が始発)
⇒ひと駅目の「東福寺駅」下車後、京阪本線に乗換、 [出町柳 行き] に乗車
⇒終点の「出町柳駅」下車後、叡山電鉄に乗換(出町柳駅が始発)
⇒[鞍馬行]に乗車で「岩倉駅」下車、北へ徒歩約16分
阪急+地下鉄+京都バス(市バスではない)
阪急「大阪梅田駅」で特急[京都河原町 行き] に乗車
⇒「烏丸駅」下車後、京都市営地下鉄 烏丸線「四条駅」で [国際会館] 行きに乗車
⇒「国際会館駅」下車、4-1出入口から京都バス1番のりばへ
| 乗車 | 24系統 岩倉実相院 行き |
|---|---|
| 下車 | 「岩倉実相院」バス停下車すぐ |
阪急+京阪+叡山電鉄
阪急「大阪梅田駅」で特急[京都河原町 行き] に乗車
⇒終点の「京都河原町駅」下車後、1A・1B出入口から徒歩約2分の京阪へ
⇒京阪「祇園四条駅」で[出町柳 行き] に乗車
⇒終点の「出町柳駅」下車後、叡山電鉄に乗換(出町柳駅が始発)
⇒[鞍馬行]に乗車で「岩倉駅」下車、北へ徒歩約16分
JR京都駅から
地下鉄+京都バス(市バスではない)
京都市営地下鉄 烏丸線「京都駅」で [国際会館] 行きに乗車
⇒「国際会館駅」下車、4-1出入口から京都バス1番のりばへ
| 乗車 | 24系統 岩倉実相院 行き |
|---|---|
| 下車 | 「岩倉実相院」バス停下車すぐ |
JR+京阪+叡山電鉄
「京都駅」でJR奈良線に乗車(JR京都駅が始発)
⇒ひと駅目の「東福寺駅」下車後、京阪本線に乗換、 [出町柳 行き] に乗車
⇒終点の「出町柳駅」下車後、叡山電鉄に乗換(出町柳駅が始発)
⇒[鞍馬行]に乗車で「岩倉駅」下車、北へ徒歩約16分
四条河原町から
京都バス(市バスではない)
乗場は四条河原町バス停(GoogleMAP)を参照してください。
| A乗場(青) | 41・43系統 岩倉村松 行き |
|---|---|
| 下車 | 「岩倉中町」バス停下車、西へ徒歩約10分 |
京阪+叡山電鉄
京阪「祇園四条駅」で[出町柳 行き] に乗車
⇒終点の「出町柳駅」下車後、叡山電鉄に乗換(出町柳駅が始発)
⇒[鞍馬行]に乗車で「岩倉駅」下車、北へ徒歩約16分
その他の行き方は、実相院Web参照
※京都バスの掲載内容は京都バスWebで確認してください。 万が一、間違っていたとしても、責任は負いかねます。 予めご了承ください。
駐車場
塀の前に駐車(無料・予約不要2024年11月現在)スペースあり。
係員が案内してくれます。何台駐車できるのかは不明。
実相院 周辺の観光スポット
岩倉具視幽棲旧宅
実相院から徒歩約2分にあるのが「岩倉具視幽棲旧宅」。塀の外からでも綺麗な紅葉が観られます。
岩倉具視は幕末に※公武合体を進めていましたが、倒幕勢力によって失脚させられました。そのため文久二年(1862)九月から慶応三年(1867)までの五年間、岩倉具視はこの地で幽棲していました。
※朝廷と幕府が協力していくという考えで、尊皇攘夷とは相反する
実相院 紅葉 2025 まとめ
2025年11月21日の9時ちょうどに到着。
石庭「こころのお庭」はド満開まではあと少しという状態の見頃。
ただ天気が良かったから、2割増し位で美しかった。
山水庭園はドンピシャ見頃。
2025年は観光客も少なかったし、見頃に訪れることが出来て大満足。



これからも今年のような状態が続くと良いなー。
【実相院 紅葉 アーカイブ】






| 所在地 | 京都市左京区岩倉上蔵町121 |
|---|---|
| 電話 | 075-781-5464 |
| 拝観時間 | 9:00~17:00 |
| 拝観料 | 大人 500円、小中学生 250円 実相院ホームページ |
※ 拝観時間・拝観料等は変更されることがありますので, 寺院にご確認ください。万が一、間違っていたとしても、責任は負いかねます。予めご了承ください。





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