「 2019 祇園祭 後祭 」
2014年から前祭と後祭に分かれて山鉾巡航( 前祭23基、 後祭10基 )が行われています。
祇園祭 後祭 宵山

祇園祭の宵山の雰囲気としては、後祭の方が好き。
後祭には屋台が全く出ないので、山鉾が京都の街並みに溶け込む風情を楽しめます。
周りがビルに囲まれている場所もあるけど。
また、前(さき)祭に比べて、はるかに人混みが少なくなるのがありがたいところ。
祇園祭の雰囲気を落ち着いて感じることが出来ます。
前祭の山鉾は23基で、後祭は10基。
23基全てまわるのは結構大変ですが、10基位は丁度いい数。
大船鉾以外は集中して建っているので見てまわるのに便利。
大船鉾以外は1時間30分もあればまわれます。
南観音山 あばれ観音
南観音山 だけに存在する行事が「 あばれ観音 」
後祭 山鉾巡行の前日7月23日の深夜に、 布で巻いた御神体の「楊柳観音」を神輿にくくりつけ、 町内を廻ります。
祇園祭 後祭 山鉾巡行

後祭の山鉾巡行は10基なので、 進行がとてもスムーズ。 辻まわしに時間がかかるのは、 北観音山、 南観音山、 大船鉾の3つだけ。 待ち時間も最小限で済みます。
前祭と後祭の山鉾巡行を一緒に行っていた時に、南観音山で 曳き方のボランティア をやりましたが、南観音山は、「くじ取らず」で巡行が一番最後だったので、めちゃくちゃ待ち時間が長かったです。山鉾巡行を見ている方も待ち時間が少なくスムーズに進行する方が良いですね。
祇園祭 後祭 山鉾巡行 オススメ見物スポット

山鉾巡行の見物は、「新町通」がオススメ ! って書きましたが、新しいオススメ見物スポットを発見。
2019年3月にオープンした「 京都経済センター 」の2階踊場。ポケモンセンター( SUINA室町 )入口の前。
初めて来たときから、 ここは山鉾巡行見物には良い場所と思っていましたが、 前祭の時は封鎖されていました。 後祭は前祭より山鉾巡行の数も少なく、 観光客も少ないので、 解放されたのでしょう。 山鉾全体が見渡せて、 壮観でした。
また、 完全に日陰で、 雨も心配なし。 絶好の見物スポットです。

手すりが高く子供は見辛いと思うかもしれませんが、 手すりの下の方は透明になっているので、 手すりの上から見られない子供も座って見物できます。
今年はオープンしたばかりで、 空いていましたが、 段々この場所が認知され出すと、 競争率が高くなるかも。
祇園祭 後祭 山鉾
橋辨慶山(はしべんけいやま)

辨慶と牛若丸が、 五条の橋の上で闘う様を表現しています。
北観音山(きたかんのんやま)

鉾のような形態をしていますが、「 曳山 ( ひきやま ) 」です。
鯉山(こいやま)

広島ファン御用達 (笑)
「 立身出世 」にご利益があるので、 宵山期間中の拝観にも長蛇の列。「 出世 」は諦めて帰りました (笑)
八幡山(はちまんやま)

まるで神社が巡行しているような錯覚に陥るのが「 八幡山 」
手を合わせて拝みたくなる威厳に満ちています。
めっちゃご利益がありそう (笑)
黒主山(くろぬしやま)

木は本物だけど、花は本物ではありません。
この時期桜を調達するのは非常に困難。
南観音山(みなみかんのんやま)

北観音山と同じく、鉾のように見えるけど「曳山」
曳き手ボランティア に参加したこともあるので、大好きな曳山。
見送りの龍がとても印象的!!
役行者山(えんのぎょうじゃやま)

行者が先導するのは、「役行者山」
「去年( 2018 )ほど、かんかん照りやないけど、今年( 2019 )も暑くなりそうやな。 」と話しておられた。
浄妙山 (じょうみょうやま)

静かに鎮座している御神体が多い中で、浄妙山は創造力を掻き立てる大胆な表現をしている数少ない山。
大好きです。
鈴鹿山 (すずかやま)

昔、東海道の難所である三重県鈴鹿山で、人々を苦しめていた悪鬼を退治した「鈴鹿権現」を祀っています。
鷹山 (たかやま)

大船鉾(おおふねほこ)

「船鉾」と共に、大好きな鉾。
山鉾巡行が前祭と後祭に別れた2014年から山鉾巡行に参加しています。
まとめ
前(さき)祭の山鉾巡行は、 朝にポツポツ雨が降っていたけど、 後祭 山鉾巡行の7月24日は朝からいい天気。 丁度近畿地方の梅雨明けが発表されました。
丁度買い物をして帰ろうとしていた3時45分頃から猛烈な夕立。 宵山の23日は、 夕立で台無し。
雨避けのカバーが付けられることに。残念。

涼しくなったのは良かったけどね!
今まで、山鉾巡行は主に新町通で見ていたけど、後祭の山鉾巡行の新見物スポット「京都経済センター」の2階踊場は、「新町通」と並んでオススメです。
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