「 祇園祭 橋弁慶山 」
京都市営地下鉄「 四条駅 」, 阪急「 烏丸駅 」22番出入口から徒歩約4分。 蛸薬師通室町東入ルに建ちます。
祇園祭 橋弁慶山は, 謡曲「 橋弁慶 」が題材。 弁慶と牛若丸が五条大橋で戦う姿をあらわしています。
祇園祭 橋弁慶山 案内

弁慶は鎧姿に大長刀を斜にかまえ, 牛若丸は橋の欄干の擬宝珠 ( ぎぼし ) の上に足駄で立ち, 片足を曲げ右手に太刀を持っています。
特に牛若丸の人形を支えているのは足駄金具一本。

橋は黒漆塗。

祇園祭 橋弁慶山の弁慶と牛若丸の人形は, 永禄六年 ( 1563 ) 仏師 康運 ( こううん ) 作の銘があり, また牛若丸の足の鉄串には, 「 天文丁酉 ( ひのととり 1537 ) 右近信国 」の銘があります。
弁慶と牛若丸の対照的な表情がいいですね。
なお, 橋弁慶山は舁山 ( かきやま ) で, 唯一のくじとらず。 後祭の先頭を巡行します。
なんで, 橋弁慶山が舁山で唯一のくじとらずなのか, 理由は定かではありません。
祇園祭 橋弁慶山 懸装品

祇園祭 橋弁慶山の前懸は, 中国清朝頃の雲龍波濤文様の綴錦だったけど, 昭和五十八年から新しく富岡鉄斎原画の椿石霊鳥図 ( ちんせきれいちょうず ) 綴錦が用いられています。
まさに, 掛け軸に描かれているような作品。

祇園祭 橋弁慶山の胴懸の加茂葵祭行列図綴錦は, 円山応挙 ( 1733~1795 ) の下絵と伝えられています。
水引は, 百子文様 ( からこもんよう ) の綴錦。

後懸は雲龍文様の刺繍。
町内で保有している弁慶の「 黒韋威肩白胴丸 ( くろかわおどしかたしろどうがん ) 」は, 室町時代の作で, 重要文化財に指定されています。
浄妙山 ( じょうみょうやま ) の浄妙坊と同じく, めっちゃ古い鎧。 博物館級ですね。
祇園祭 橋弁慶山 アクセス
京都市営地下鉄「 四条駅 」, 阪急「 烏丸駅 」22番出入口から徒歩約4分。 祇園祭 橋弁慶山は, 蛸薬師通室町東入ルに建ちます。
祇園祭 橋弁慶山 近くの観光スポット
近くの観光スポット
六角堂
京都市内の中心部にあり, 手軽にアクセスできるのが有難いところ。 生け花発祥の地としても知られています。 嵯峨天皇が思いの人と出会えたことで有名になった六角柳のエピソードから “縁結び” のお寺としても人気があります。 桜の時期は, 美しい垂れ桜と六角柳のコラボも楽しめます。
また, 隣にあるビルの上から下を眺めると「 六角堂 」の所以も良くわかる。
六角堂 ( 祇園祭 橋弁慶山から徒歩約3分 )
錦市場
祇園祭 橋弁慶山から徒歩約6分にあるのが, 京の台所といわれている 「 錦市場 」。 インバウンドで外国人観光客が多い時には, 通りが狭いから歩くのにも苦労します。
江戸時代に活躍した絵師 “伊藤若冲 ( いとうじゃくちゅう )” の生家も錦市場にありました。 だから, 錦市場のいたるところに若冲の絵が見られます。
新風館
祇園祭 橋弁慶山から徒歩約5分にあるのが, 「 新風館 」。
2020年6月11日にリニューアルオープンした「 新風館 ( 複合商業施設 ) 」。 烏丸通 ( からすまとおり ) と姉小路通 ( あねやこうじとおり ) に面している大正時代のレトロな外観はそのままに, Ace Hotel やミニシアターのアップリンク京都の入居, さらに内部をお洒落に改装。 地下鉄「 烏丸御池駅 」とも直接接続しています。
祇園祭 橋弁慶山 近くのグルメ&ラーメン
近くのグルメ&ラーメン
ベトナム料理 コムゴン
人気のベトナム料理店。 ヘルシーなイメージがあるので店は女性客でいっぱい。 エスニックで美味しい料理がいただけます。
そして, ラーメン屋として見ても, かなりオススメのお店 ! フォーを食べるためだけに来たい ! って思うくらい旨かったです。
ベトナム料理 コムゴン ( 祇園祭 橋弁慶山から徒歩約2分 )
膳處漢 (ぜぜかん) ぽっちり
落ち着いた京都らしい雰囲気で, 中華が食べられるオススメのお店。 内部は元呉服商の店兼住居を利用し, 古くからの雰囲気はそのままに, リラックスできる落ち着いた空間に改装。
膳處漢 (ぜぜかん) ぽっちり ( 祇園祭 橋弁慶山から徒歩約3分 )
ラーメンムギュ vol.2
祇園祭 橋弁慶山から徒歩約2分にあるのが,「 ラーメンムギュ vol.2 」。
めっちゃ旨い ! ! 程よい醤油のコクとキレ, ほんのり感じる魚介の旨味, そして鶏のスッキリとした味わい。 色んな材料のバランスが丁度いい感じ。 絶妙なハーモニー。 チャーシューは, さらに旨い ! ! 脂身の部分も煮崩れすることなく, 柔らかく心地良い歯ごたえが楽しめます。 くさみが消えた豚本来の正直な味わい。
麺屋 優光
祇園祭 橋弁慶山から徒歩約6分にあるのが, 「 麺屋 優光 」。
食べたのは3種類の中から「 黒竹 ( くろちく ) 」。 醤油のコクは充分に感じられるけど、 とにかく甘い。後味 「 甘い 」 醤油ラーメンが好きな人には, オススメです。
祇園祭 橋弁慶山 まとめ
祇園祭 橋弁慶山は, 五条大橋での弁慶と牛若丸の決闘を表しています。
五条大橋の西詰の中央分離帯には, デフォルメされた2人の決闘の像まであるけど, 実は, この決闘, 今の五条大橋ではなく, 一つ北にある松原橋で起こりました。
前祭 山鉾 | 船鉾・長刀鉾・月鉾・菊水鉾・函谷鉾・鶏鉾・放下鉾・岩戸山・綾傘鉾・螳螂山・四条傘鉾・保昌山 (ほうしょうやま) ・孟宗山 (もうそうやま) ・占出山 (うらでやま) ・山伏山, 白楽天山 (はくらくてんやま) ・霰天神山 (あられてんじんやま) ・郭巨山 (かっきょやま) ・伯牙山・芦刈山・木賊山 (とくさやま) ・油天神山・太子山 |
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後祭 山鉾 | 南観音山・鈴鹿山・浄妙山 (じょうみょうやま) ・橋弁慶山, 役行者山 (えんのぎょうじゃやま) ・黒主山 (くろぬしやま) ・鯉山・八幡山 (はちまんやま) ・北観音山・大船鉾・鷹山 |
所在地 | 京都府 京都市 中京区 蛸薬師通室町東入ル 橋弁慶町 上ル 下ル 西入 東入について |
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京都祇園祭 橋弁慶山ホームページ |
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