「 祇園祭 蟷螂山 ( とうろうやま ) 」は、京都市営地下鉄「四条駅」、阪急「烏丸駅」26番出入口から徒歩約4分。
西洞院通四条上ルに建ちます。
蟷螂山は「蟷螂の斧を以て隆車の隧 ( わだち ) を禦 ( ふせ ) がんと欲す」 という中国の故事にちなんでいます。
祇園祭 蟷螂山の由来
その起源は南北朝時代。蟷螂山がなぜカマキリかというと、
室町幕府二代将軍の足利義詮 ( よしあきら 初代将軍足利尊氏の三男 ) の軍に挑んで戦死したこの町在住の公卿 四条隆資 ( たかすけ 1292~1352 ) の戦いぶりが「蟷螂の斧」のようであったことが由来。
「蟷螂の斧を以て隆車の隧 ( わだち ) を禦 ( ふせ )がんと欲す」
弱者が自分の力を考えずに、強敵に向かうことのたとえ。「蟷螂」はかまきり、「斧」は前足、「隆車」は高くて大きな車の意。かまきりが前足を上げて、大きな車に立ち向かうという意から。「蟷螂の斧」と略すことが多い。
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渡来人でこの町居住の陳外郎大年宗奇 ( ちんういろうたいねんそうき ) が、卿の死後25年目の永和二年 ( 1376 ) 四条家の御所車 ( ごしょぐるま ) に蟷螂を乗せて巡行したのが蟷螂山の始まりといわれています。
祇園祭 蟷螂山 巡行
蟷螂山の巡行(YouTube)
からくり仕掛けのカマキリが山の上に。
カマキリの羽が動いているのがわかります。
ちなみに、カマや頭も動く。
祇園祭 蟷螂山について
蟷螂山の最大の特徴は、屋根の上に取り付けられている動くカマキリ。
四条烏丸から少し離れているのもかかわらず、めっちゃ人気のあるのが祇園祭 蟷螂山です。
祇園祭 蟷螂山は再三の戦火に遭ったけど、そのつど再興され、巡行を継続。
しかし、元治の大火 ( 1864 ) でその大部分を焼失してしまい、昭和五十六年、117年ぶりに再興されました。
祇園祭 蟷螂山 アクセス
京都市営地下鉄「四条駅」、阪急「烏丸駅」26番出入口から徒歩約5分。
祇園祭 蟷螂山は西洞院通四条上ルに建ちます。
祇園祭 蟷螂山 まとめ
祇園祭 蟷螂山はユーモラスな動きをするカラクリ仕掛けのカマキリ。
西洞院四条上ルと、場所としては地下鉄「四条駅」や「烏丸駅」から離れているにもかかわらず、非常に人気があります。
宵山の期間中は、蟷螂山の北側にも屋台が出ます。
蟷螂山までは混雑するけど、そこから北側は比較的空いているのと、道路幅が広いので屋台を楽しむにはオススメのエリア。
参考:Wikipedia
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