「 祇園祭 鈴鹿山 」は京都市営地下鉄「 烏丸御池駅 」4-2番出入口から徒歩約1分, 烏丸通姉小路下ル西側に建ちます。
祇園祭 鈴鹿山 案内
「祇園祭 鈴鹿山」は昔, 東海道の難所である伊勢国鈴鹿山で, 道ゆく人々を苦しめた鬼を退治した鈴鹿権現 ( すずかごんげん ) を祀っています。
鬼殺隊かも (笑)
鈴鹿権現の瀬織津姫尊 ( せおりつひめのかみ ) は, 金の烏帽子 ( えぼし ) をかぶり, 手に大長刀を持っています。
「祇園祭 鈴鹿山」の後には赤熊 ( しゃぐま ) で表現された悪鬼の首が置かれ, 山に立つ松の木には、山・木立・鳥居と裏面に宝珠を描いた絵馬がつけられ, 巡行後に盗難除けの護符として授与されます。
祇園祭 鈴鹿山 懸装品
鈴鹿山 巡行の様子 (YouTube)
「祇園祭 鈴鹿山」の前懸は, 平成元年新調の「 黄砂の道 」と称する駱駝の図綴織。
祇園祭の鈴鹿山という日本的なものと, 外国の駱駝というミスマッチが, 鈴鹿山を一層目立たせています。
欄縁 ( らんぶち ) 金具は, 山鹿清華 ( やまがせいか ) 下絵の四季花鳥文様。
超豪華 ! ! ここまで見事な金具は, なかなかない (^^)
「祇園祭 鈴鹿山」の胴懸は, 平成十一年新調の「 桜図 」。
今井俊満 ( としみつ ) 原画の綴錦。
薄紅色で織られていないところが, 粋やなー。
反対側の胴懸は, 平成十三年新調の「 紅葉図 」の綴織。 同じく今井俊満 ( としみつ ) 原画の綴織。
こっちの紅葉は, 真紅でわかりやすい。
「祇園祭 鈴鹿山」の見送は, 昭和五十七年から皆川月華 ( みながわげっか ) 作の染彩ハワイの蘭花を用いています。
この見送もシブい作品。
祇園祭 鈴鹿山 アクセス
京都府 京都市 中京区 烏丸通姉小路下ル場之町 上ル下ル西入東入について
「祇園祭 鈴鹿山」は, 京都市営地下鉄「 烏丸御池駅 」4-2番出入口から徒歩約1分, 烏丸通姉小路下ル西側に建ちます。
祇園祭 鈴鹿山 まとめ
祇園祭 鈴鹿山は, 四条烏丸から一番遠い烏丸通姉小路下ルに建つ山。
烏丸通に建てられるから, すぐ横を車が走っています。
車道側の胴懸を見るのはちょっと危険 (笑)
烏丸通を挟んだ東側の歩道から見た方がいいかも。
松の木に, 絵馬がかけられているのは, 鈴鹿山だけですね。
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