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八坂神社 またの名を祇園感神院 ?!

神社の呼び方 八坂神社 / 京都 ブログ ガイド

「 八坂神社 」

京都で “神社” といえば, 真っ先に思い浮かぶのが,  「八坂神社」 かも。

京阪 「 祇園四条駅 」, 阪急 「 河原町駅 」からも近く, 京都へ来たことがある人だったら, 1度は訪れたことがあるのではないでしょうか。

その八坂神社は, 江戸時代の終わりまでは, 神社でもありお寺でもありました ? !

目次

八坂神社 歴史

八坂神社 / 京都 ブログ ガイド

飛鳥時代の656年に, 高句麗からの渡来人が創建したといわれ, 後にその子孫が 「 八坂 」 を名乗り、受け継いだといわれています。

現在の本殿は, 1654年に四代将軍 徳川家綱によって建てられたもの。 八坂神社の本殿は, 日本でただひとつといわれる特殊な構造をしています。

通常は拝殿があり, その先に本殿がありますが, 本殿と拝殿が一緒になり同じ茅葺き屋根の下に一体化して存在しています。

明治の※廃仏毀釈が行われるまで, ※神仏習合により神と仏が一緒に祀られていたためにそのような構造になりました。

実は, 八坂神社は, 比叡山延暦寺の末寺でもあったので 「 祇園感神院 ( かんしんいん ) 」 という寺の名前でも呼ばれていました。

つまり江戸時代終わりまでは, 神社でもありお寺でもありました。

お寺では, 本尊が安置されているところと, 手を合わせるところが同じ場所になっています。 本殿が拝殿と一体化しているのは, かつて八坂神社がお寺でもあったことが影響していると考えられています。

※ 廃仏毀釈
仏教を排除しようとする政策や行動。 江戸時代の末までは神仏習合 ( しんぶつしゅうごう ) といい, 日本独自の神をうやまう神道と仏教がいっしょになっていましたが, 神道を国の宗教にするために, 1868年に神仏分離令 ( しんぶつぶんりれい ) が出され, 神道と仏教がわけられました。 これによって, とりこわされてしまった寺も多くあります。 ( Wikipedia )

かつてお寺でもあった八坂神社に祀られていたのは, 牛頭 ( ごず ) 天王。

仏教の神様で, 仏教を開いた御釈迦様がインドで説法を行った場所 「 祇園精舎 」 の守護神です。

「 祇園 」 の由来は, この祇園精舎から来ています。

そのため, 昔, 八坂神社は 「 祇園社 」 と呼ばれていました。

“祇園社” のお祭りなので 「 祇園祭 」。

八坂神社について

八坂神社 ご利益

ご利益は, 病気平癒 ・ 家内安全 ・ 試験合格 ・ 良縁成就 ・ 商売繁昌など。

八坂神社 南門が, 正門。

八坂神社 / 京都 ブログ ガイド

八坂神社へ行くときは, 四条通を通ってお詣りするのではないでしょうか ?

ほとんどの人が西門から本殿へと向かいます 。

なので, 八坂神社の正門は西門だと思っている人が多いと思いますが ,( 私もそう思っていた 笑 )

正門は, 南門です。

ただ, 八坂神社のイメージは圧倒的に西門だけど ・ ・ ・ ・ 。

八坂神社 / 京都 ブログ ガイド

八坂神社ホームページのトップ画像も西門 (^^)

日本で最大の石鳥居 ( 9, 3m )

八坂神社 / 京都 ブログ ガイド

写真に写っている人と比べると, その大きさがわかりますね 。

夏越の大祓 6月30日

八坂神社8 / 京都 ブログ ガイド

1月 ~ 6月の間の半年間についてしまった罪や穢れを祓います 。

八坂神社と茅の輪

八坂神社7 / 京都 ブログ ガイド

昔々, 蘇民将来 ( そみんしょうらい ) という人が一人の旅人を助けました。 旅人は, 蘇民将来の手厚いもてなしに心を打たれ。 こう言ったそう。

「 今後, 蘇民将来の子孫であれば, 疫病から必ず守ってやろう。 その目印として茅 ( ち ) の輪を腰につけよ。 」

この旅人こそ, 八坂神社の祭神 「 素戔嗚尊 ( すさのおのみこと ) 」 です。

八坂神社9 / 京都 ブログ ガイド

茅の輪をくぐる人, 「 蘇民将来之子孫也 」 と記したお守りをもつ人を, 家族 ・ 子孫に至るまで守護するといわれています。

八坂神社10 / 京都 ブログ ガイド

八坂神社のお祭である祇園祭の厄除けちまきにも 「 蘇民将来子孫也 」 の印がつけられています。

素戔嗚尊と牛頭天王

江戸時代の末までは神仏習合 ( しんぶつしゅうごう ) といい日本独自の神をうやまう神道と仏教がいっしょになっていた。 ということは前に書きました。

そして, 日本の八百万 ( やおよろず ) の神々は, 仏教の神様が仮の姿として日本に現れたとする考え ( 本地垂迹 ほんじすいじゃく ) から, 牛頭天王 ( ごずてんのう ) の化身が, 素戔嗚尊 ( すさのおのみこと ) といわれています。

八坂神社 摂末社

八坂神社の本殿を囲むようにたくさんの摂末社があります。

八坂神社のご利益以外にも, 珍しいご利益のある社もあるから, 一緒にお詣りしておきましょう (^^)

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八坂神社 アクセス

八坂神社は, 四条通の東の端にあります。

・市バス「 祇園 」バス停から八坂神社の西門まではすぐ。
・京阪 「 祇園四条駅 」 6, 7番出入口から八坂神社の西門まで徒歩約5分
・阪急 「 京都河原町駅 」 1A, 1B出入口から八坂神社の西門まで徒歩約7分
・四条河原町交差点から八坂神社の西門まで徒歩約9分

詳しいアクセスを見る

市バス「 祇園 」バス停へ

京都駅前バスターミナル ( JR中央口前 ) から

JR京都駅の中央口 ( 京都タワー側 ) の前にあるのが, 京都駅前バスターミナル ( pdf )。

D2乗場86号系統 清水寺・祇園・平安神宮 行き
206号系統 三十三間堂 清水寺 祇園・北大路バスターミナル行き
下車「祇園」バス停下車すぐで『八坂神社の西門』

四条烏丸 ( 地下鉄四条駅 ) から

四条烏丸バス停は, A~Gの合計7か所あります。 行先によって乗車する停留所は違います。

F乗場46号系統 祇園・平安神宮 行き
58・207号系統 清水寺・東福寺 行き
201号系統 祇園・百万遍 行き
203号系統 熊野・銀閣寺 行き
下車「祇園」バス停下車すぐで『八坂神社の西門』

※ 京都市バスの掲載内容は, 経年と共に変更される可能性もありますので, 京都市バス時刻表でご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。

地下鉄 + 阪急

JR「 京都駅 」から

JR「 京都駅 」下車後, 京都市営地下鉄 烏丸線「 京都駅 」で, [ 国際会館 ] 行きに乗車
⇒ 「 四条駅 」下車, 阪急京都線線へ乗換。 [ 京都河原町 ] 行きに乗車
⇒ ひと駅目の「 京都河原町駅 」で下車。 1A, 1B出入口から八坂神社の西門まで徒歩約7分

近くの観光スポット

近くの観光スポットを見る

円山公園

八坂神社のすぐ東に広がるのが, 「 円山公園 」。

円山公園といえば, 『 祇園枝垂桜 』。 左右に新しい枝垂桜も従えて一層華やかになりました。 以前は祇園枝垂桜だけだったけど, 左右に新しい枝垂桜が植えられたことで, いろんな角度から楽しめるようになりました。

この2本が大きく育って, さらに華やかになるのが楽しみ ! !

花見小路通

八坂神社の西門から徒歩約3分にあるのが, 祇園の真ん中に横たわる「 花見小路通 」。 花見小路通の四条通から南は石畳風に整備され, 道の両側には京風情溢れる街並みが続きます。

祇園甲部 」 と呼ばれる※京都 五花街の中でも一番舞妓さんの在籍数が多く, 最大規模の花街の中を通り, お茶屋で有名な一力亭があるのも花見小路通。 これぞ京都という知名度が高い通りです。

京都 五花街 : 祇園甲部, 祇園東, 宮川町, 先斗町, 上七軒の五つ。

大和大路通 ・ 繩手通

八坂神社の西門から徒歩約4分にあるのが, 「 大和大路通・繩手通 」。 四条通 ~ 五条通からの間の大和大路通の周辺には, 神社仏閣や観光スポットもたくさんあって見所満載。 私もよく通ります (^^)

仲源寺 ( めやみじぞう )

八坂神社の西門から徒歩約4分にあるのが, 「 仲源寺 目疾地蔵 」。

本堂に安置されているとても大きな地蔵様の右目が、なぜか赤くなっています。人々の目の病を引き受けて赤くなっているのだといわれています。現在も、眼病治療にご利益があるとして広く信仰されています。

祇園 新橋

八坂神社の西門から徒歩約5分にあるのが, 「 祇園 新橋 」。 京都らしい街並みと白川, 石畳が美しいエリアで, 京都市の歴史的景観保全修景地区に指定。 巽橋や辰巳神社も祇園 新橋に花を添えています。

八坂神社 まとめ

八坂神社のことを詳しく調べるまでは「なんで, 八坂神社のお祭なのに, “祇園祭” っていうんやろ ? 」と思ってたけど, 解決しました (笑)

日本人が正月, 初詣に神社やお寺へ行くのも, 幕末までは神様と仏様が一緒に祀られていたのが関係しているんでしょうね。 外国人は, 理解に苦しむと思うけど (^^)

京都 神社仏閣 関連リンク

京都 ご利益 めぐり

所在地京都市東山区祇園町北側625番地
上ル下ル西入東入について
電話075-561-6155 八坂神社 ホームページ
社務所受付時間9:0 0~1 7:0 0
祈祷受付時間9:0 0~1 6:0 0

※ 拝観時間 ・ 拝観料等は変更されることがありますので, 寺院にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • おお!しばらく繋がらなかったから、辞められたのかと思っていました…
    良かったです。。

    • 岡田 様

      閲覧・コメント、ありがとうございます。
      またご心配、ありがとうございます。

      レンタルサーバーのシステムで高負荷が発生し、
      ブログが閲覧できなくなっていました。

      これからも宜しくお願いします。

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