京都でみんなが向かう寺院は観光客がいっぱい。
ゆっくりお参りもできたもんじゃない。
ということで、今回は京都にある穴場の寺院10選を紹介します。
観光客も比較的少なくゆったりお参りができます。
光縁寺
新選組の元副長 山南敬助や隊士のお墓があるのが「光縁寺」。
「光縁寺」の門前近くに新選組の馬小屋があったため、毎日新選組の隊士たちが行きかっていました。
山南敬助以外にも光縁寺にお墓のある新選組関係者は藤堂平助、服部武雄、松原忠司 他合わせて28名。
新選組好きなら、一度はお参りしておきたいですね (^^)
釘抜地蔵 ( 石像寺 )
あらゆる苦を抜くお地蔵様として知られているのが『釘抜地蔵 ( 石像寺 ) 』。
地蔵堂の壁一面に納められている「釘抜と二本の五寸釘」に圧倒されます。
ちなみに、膝や腰などの体の部分だけではなく、「心の痛み」も抜き去ってくれるとの事。
現代は人間関係や仕事でストレスを抱えている人が多いから、釘抜地蔵に「心の痛み」を抜いてもらうのもよいかもしれません。
清凉寺(嵯峨釈迦堂)
源氏物語ゆかりのお寺として知られているのが「清凉寺」。
清凉寺のあった場所には、一説では「源氏物語」の主人公である光源氏のモデルであったといわれる源融 ( みなもとのとおる ) の山荘 棲霞観 ( せいかかん ) があったと考えられています。
源融のお墓もあります。
神泉苑
「桜の花見」の始まりの場所といわれているのが「神泉苑」。
弘仁三年 ( 812 ) 2月12日 ( 新暦3月28日 )、嵯峨天皇が神泉苑で桜の花を見ながら貴族に詩を作らせ、褒美与えたそう。
嵯峨天皇は毎年花見の宴を開いていたことから貴族の間に「桜の花見」が広まっていき、庶民へも伝わっていきました。
今、桜の花見が一般的なのは嵯峨天皇と神泉苑があったお陰かもしれませんね (^^)
神泉苑は祇園祭の起源や空海・守敏 ( しゅびん ) の雨乞い対決でも知られています。
虚空蔵 法輪寺
渡月橋の東詰から南へ徒歩約6分行くと「虚空蔵 法輪寺」。
知恵を授ける虚空蔵菩薩が本尊で、十三まいりと嵯峨野の清々しい景色が見られることで知られています。
十三まいりとは数え年で十三歳になったときに、虚空蔵菩薩にお参りして知恵を授けてもらい、これからの人生を賢く幸福に送るための儀式。
六道珍皇寺 ( ろくどうちんのうじ )
「六道珍皇寺」は建仁寺の塔頭で、地元の人には「六道さん」と親しまれています。
六道珍皇寺がある辺りは、かつて死者を風葬地である「鳥辺野 ( とりべの )」へ送る場所で、「六道の辻」と呼ばれていました。
現在の轆轤町 ( ろくろちょう )の辺りで、この世とあの世の境と考えられていました。
毎年、8月7日~8月10日までの4日間に行われる「六道まいり」が有名。
また、昼間は嵯峨天皇, 夜は閻魔大王に仕えた小野篁 ( おの の たかむら ) が冥土へ通った入口があったという伝説が残されています。
千本ゑんま堂
閻魔さまを祀る寺としてしられているのが「千本ゑんま堂」。
上の六道珍皇寺と同じように平安京の風葬地である蓮台野の入口にあたる千本通鞍馬口にあります。
千本ゑんま堂を開いたのは小野篁( おののたかむら )で、昼間は天皇に仕え、夜は閻魔大王に仕えていたとされる人物。
ちなみに、千本ゑんま堂のある辺りは「閻魔前町」と呼ばれています。
千本ゑんま堂にぴったりの町名ですね。
仲源寺 目疾地蔵 (めやみじぞう)
人通りの多い四条通に面しているのに隠れるように佇むのが「仲源寺 目疾地蔵」。
鴨川氾濫の時、多くの人を救った地蔵菩薩が「雨止 ( あめやみ ) 地蔵」として崇められていました。
後にその「雨止地蔵」を深く信仰していた夫婦の眼病が治ったことで「あめやみ」が『めやみ』になり、目疾地蔵と呼ばれるように。
本堂に安置されているとても大きな地蔵様の右目がなぜか赤くなっています。
阿弥陀寺
織田信長・信忠父子のお墓があるのが「阿弥陀寺」。
側には森蘭丸の墓もあります。
織田家と深い親交があった当時の清玉上人は、天正十年( 1582 )六月二日の本能寺の変の時、本能寺へ駆けつけ、織田信長・信忠父子及び家臣百有余名の遺骸を阿弥陀寺に埋葬したといわれています。
萬福寺
異国情緒漂う黄檗宗の大本山が「萬福寺」。
七堂伽藍は中国の明朝様式を取り入れて左右対称に配置。
特に重要文化財の回廊を歩いていると、 ほんとに日本じゃない雰囲気が漂っています。
また、 萬福寺は天王殿に布袋尊を祀っているので、 京都の都七福神のひとつ。
京都の「都七福神めぐり」は日本最古といわれています。
京都 お寺 穴場 まとめ
京都好きな人は何度も京都へ訪れる。
最初は清水寺や金閣寺、銀閣寺などに行くと思うけど、2回目以降はどうでしょう。
同じ所へは行きませんよね。
今回は、京都にある穴場の寺院を紹介しました。
観光客もあまりおらず、ゆったり落ち着いてお参りができると思います。
いつもと違う一味違った京都観光を楽しんでみてください。
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