轆轤町 (ろくろちょう) あまりに不吉な前の町名は?

轆轤町 (ろくろちょう)2/京都ブログガイド

 

轆轤町 (ろくろちょう)

 

松原通を東へ、

鴨川に掛かる松原橋を渡り、 宮川町を過ぎて少し行くと

「 轆轤町 (ろくろちょう) 」があります。

 

あまりに不吉な前の町名は?

 

焼物を作るときに陶器を回す器具ですよね。

京都は清水焼があるから、

焼物関係の歴史がある町なんでは?と思いますが、

実は全く違います。

 

「 髑髏 ( どくろ ) 」 が名前の由来です。

 

轆轤町 (ろくろちょう) 3/京都ブログガイド

 

平安時代以来、

この轆轤町の辺りは「  鳥辺野 ( とりべの ) 」と呼ばれていた

死者の埋葬地域の入口辺りになっていたため、

人骨がいたるところに転がっていたそうです。

 

そのため「 髑髏町 」と呼ばれるようになりました。

その町名が、 あまりにも不吉だということで、

江戸時代の始めに、「 轆轤町 」に変更されたそうです。

鳥辺野

清水寺の下辺りから、高台寺、建仁寺、そして六波羅蜜寺がある辺り。

 

現在は観光地としてにぎわっているエリアですが、

平安の昔は、風葬の地でした。

 

「鳥辺野」とは、風葬された死体に

鳥やカラスが群がってきたことから

名付けられたものです。

 

現在では、火葬が当たり前になっていますが、

この当時は、貴族などの身分の高い人間でも埋葬で、

 

一般民衆の死体は、

鳥辺野などの風葬地に捨てられるのが当たり前でした。

 

京都には、平安京の東にあった鳥辺野の他に

「化野(あだしの)」、

「蓮台野(れんだいの)」の

3つの風葬地がありました。

 

六道の辻

六道の辻 /京都ブログガイド

 

「 六道 」とは、

仏教の教義でいう地獄道( じごく )・餓鬼道( がき )・畜生道( ちくしょう )・

修羅道( しゅら )・人道( 人間 )・ 天道の六種の冥界のことをさし、

 

轆轤町の辺りは「 六道の辻 」と呼ばれ、

この世とあの世の境目と考えられてきました。

 

幽霊子育飴本舗

 

幽霊子育飴1 /京都ブログガイド

 

その六道の辻の碑の前にあるのが、

幽霊子育飴本舗 」です。

 

” 幽霊子育飴 ” を販売しています。

何とも恐ろしい名前の飴です。

 

幽霊子育飴の由来

幽霊子育飴2 /京都ブログガイド

 

慶長の昔、

夜遅くに、 飴を売ってほしいと一人の婦人がやってきました。

そして、 次の日も、 その次の日も ・ ・ ・ ・ 。

 

その女から受け取ったお金が、

翌朝改めてみると” 木の葉 ” に代わっていました。

 

ある夜、 不審に思った飴屋の主人が女の後をつけてゆくと、

墓場へ入ってゆき姿を消しました。

 

すると、 土の中から赤ん坊の泣き声が。

 

そこは、

子供を身ごもったまま亡くなった女の墓だったそうです。

 

寺に事情を話して

その墓を掘ってみると ・ ・ ・ ・ 、

 

飴をしゃぶった赤ん坊がいたそうです。

 

死んだ後に生まれた赤ん坊のために、

母親の一念で、 幽霊となって

飴を買って子供を育てていたのです。

 

その後、 その赤ん坊は、 八歳で寺に入り、

高名な僧になったそうです。

 

幽霊子育飴

幽霊子育飴3 /京都ブログガイド

 

麦芽 80%、 ザラメ 20% の割合で作られ、

そんなに甘くなく、 素朴で昔懐かしい味です。

 

路地の宝庫

轆轤町の路地 /京都ブログガイド

 

轆轤町は「六原」と呼ばれている地域にあり、

たくさんの路地があります。

京都らしい細い路地 を見ながら、

散策してはどうでしょう。

 

京阪本線「清水五条駅」下車徒歩約5分

京阪本線「祇園四条駅」下車徒歩約15分




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