「 祇園祭 前祭 」
今年は2018年とはうってかわって、 梅雨空でした。
宵山期間中の7月14 ~ 16日も山鉾には、 雨避けのカバーが掛けられているので、 今一つ華やかさにかける状態。 7月17日の山鉾巡行は、 雨は大丈夫やろうか? っていう気持ちで当日を迎えることになりました。
鉾建て
7月10日から鉾建てが行われます。
四条通は鉾を建てている横を車が通ることはできますが、 周辺の新町通や綾小路通などは、 道幅の狭い一方通行の為、 鉾建てが始まると通行止めになります。
普段は交通量の多い通りだけど、 鉾が建ち始めると車が通らないので、 めっちゃ快適。 ただ、 配送の仕事などはこの時期大変だけど。
船鉾 鉾建て
どの山鉾も釘などは一切使わず、 縄だけで組み立てていきます。 車輪にクッションの役目がないため、縄で編むことで衝撃の吸収をしています。
見送りの龍がこんなに真近で見られるのも鉾建ての時だけ。 解体の時は一気にばらしていくので、 ゆっくり撮影する時間なし。
見送りの龍の後ろには船の舵が取り付けられるので、 見送りの龍だけを見られるのはこの時だけ。 私も初めて見ることができました。
宵々々宮 ~ 宵宮
四条通の歩行者天国は、 宵々山と宵山の2日間で、 午後6~11時。 たくさんの人で溢れかえります。
今年は例年より、 屋台が少ないように感じます。 混雑緩和のためかも。
屋台の楽しみ
毎年屋台の楽しみといえば、 これ ! ! 豚バラ。
大きめサイズで食べごたえあり。 他にも鶏もも ・ 鶏皮を買って、 ビールで乾杯。
これだけ大きいサイズはなかなかないので、 この時期だけの楽しみ !
オススメは西洞院通
屋台のオススメは西洞院通四条上ル。上ル下ル西入東入について
西洞院は烏丸から西へ3筋目の南北の通りで、 カマキリのからくり人形で人気の「 蟷螂山 」が建てられます。
烏丸から1筋目の南北の通りの室町通や2筋目の新町通より道幅が広いので歩きやすく、 両側に多くの屋台が立ち並びます。 歩き疲れて座って食べたい時も、 しゃがんで食べられるスペースが確保しやすいのもありがたいところ。
祇園祭ごみゼロ大作戦
数年前から交差点のあちこちに、 ゴミの分別回収所 が設けられています。 カン ・ プラスチックはもとより、 箸や焼鳥の串も回収してくれるので、 非常に助かります。
祇園祭ごみゼロ大作戦、 ありがとう!
山鉾巡行
信号折込
山鉾の巡航に信号機が邪魔になるので、 折り込みます。 これで準備完了。
長刀鉾( なぎなたほこ )
くじ取らずで山鉾の先頭を巡行するのが 長刀鉾 。 圧倒的な1番人気。
新町通を巡行する長刀鉾。 近づいてくる祇園囃と共に、 建物の切れ目から現れるこの構図は結構好き。 人混みを避けて撮影もできるし。 一石二鳥。
四条新町交差点で行う最後の辻回し。 これが終わると帰還のみ。 最後の頑張りどころ。
蟷螂山( とうろうやま )
巡行開始時は曇り模様だったので、雨除けのカバーが掛けられていました。残念。
四条通に帰ってくるころには、天気も回復。カバーも取り外されて、カマキリのからくり人形も暑そう!
芦刈山( あしかりやま )
木賊山( とくさやま )
函谷鉾( かんこほこ )
郭巨山( かっきょやま )
綾傘鉾( あやがさほこ )
伯牙山( はくがやま )
菊水鉾( きくすいほこ )
菊水鉾 の見送りが一番好き!!
油天神山( あぶらてんじんやま )
太子山( たいしやま )
保昌山( ほうしょう )
鶏鉾( にわとりほこ )
白楽天山( はくらくてんやま )
四条傘鉾( しじょうかさほこ )
孟宗山( もうそうやま )
月鉾( つきほこ )
山鉾の中で一番重いのが 月鉾 。11.88トン( 乗員含む )あります。曳くのも大変そう。
山伏山( やまぶしやま )
占出山( うらでやま )
霰天神山( あられてんじんやま )
放下鉾( ほうかほこ )
岩戸山( いわとやま )
船鉾( ふねほこ )
一番大好きなのが「 船鉾 」
山鉾の中でも形が特徴的で、 巡行する姿が美しくかっこいい ! !
後姿も絵になるなー。
オススメは新町通
山鉾巡航を見るなら、「 新町通 」がオススメ。
烏丸以東の四条通りや河原町通、 烏丸までの御池通は人が多いです。 その点、 新町通は人が少なめ。 道が狭い分、 少し危険なところもありますが、 山鉾が真近に感じられ、 迫力も味わえます。
まとめ
2019年の前祭の鉾建てから宵宮、 山鉾巡行当日の早朝まで、 空は梅雨空。 巡行開始の9時時点でも曇り空。 祇園祭参加者は、 絶好のコンディションだと思っていたに違いありません。
ところが、 時間が経過するにつれ、 晴れ模様に。 巡行が終わる頃には、 かんかん照りになっていました。
その日の夕方に当日の気温をニュースで見ると、 なんと京都市の最高気温は、 33度以上を記録。 めちゃめちゃ暑かったのを改めて実感しました。 祇園祭参加者は大変やったと思います。 お疲れ様でした。
祇園祭の見物も、 曇り空が一番いいんですが、 当日の早朝も雨が「 ポツポツ 」降っていたため、 山鉾の懸装品を雨から守るために、 ビニールのカバーが掛けられた状態で巡行がスタート。
私は新町通周辺で見ていたので、 出発時はカバーをしている山鉾があったのが少し残念でした。 もう少し速く天気が回復していたら良かったのになー。
ただし、 山鉾が新町通に帰ってくる頃には、 全ての山鉾のカバーが取り外されていました。めでたし、めでたし。
コメント