京都観光マップ わかりやすい縮尺可能なGoogleMapで京都市を分割して観光スポットがどこにあるのかを案内
「 京都観光マップ 」
京都市内の広範囲にわたって観光スポットが点在しているから、京都市のどこに何があるのかよくわからない場合もありますよね。
今回は、GoogleMapでわかりやすく京都市の地図を分割して代表的な観光スポットがどこにあるのか記しました。
印刷された地図やPDFも確かにいい。
ただ実際に京都で観光スポットを探す時などは、やっぱり縮尺可能で正確に通りや建物が表示されているGoogleMapの京都観光マップ方が遥かに便利。
GoogleMapで作成した京都観光マップで、どのエリアにどんな観光スポットがあるのかを調べるときや現地で目的の観光スポットへたどり着くための参考にしてください。
京都観光マップ 京都市全域
鞍馬・貴船 / 大原 / 高雄
鞍馬・貴船
京都市の北部に位置し、遮那王こと源義経が修業したとされる鞍馬山、そこにある鞍馬寺、貴船神社があることで知られています。
鞍馬寺の本殿金堂前には京都屈指のパワースポット「金剛床」があります!!
毎年5月1日~9月30日まで開催される「貴船の川床 ( かわどこ ) 」は京都の夏の風物詩として親しまれています。
大原
大原は京都市の北北東部、山に囲まれた盆地のようになっており、のどかで静かな京都の一味違った風景が見られます。三千院や寂光院などのお寺があることで知られています。
また、京都の漬物で有名な「柴漬け」は寂光院で暮らしていた建礼門院 ( 平清盛の娘 ) が命名したといわれています。
高雄
京都市の北西部に位置し、神護寺、西明寺、高山寺があることで知られています。
また、毎年5月1日~9月30日まで開催される「高雄の川床 ( かわどこ ) 」は京都の夏の風物詩として親しまれています。
高雄の川床は、鴨川納涼床や貴船の川床とは違い清滝川の横に席を設けます。初夏には飛び交うホタルを眺めながら川床で食事ができるのも良いところ。
また、高雄の川床は11月まで開催しているお店もあるから、紅葉に染まりゆく高雄の山々を感じながら食事がいただけます。
洛北・上賀茂・鷹峯
京都市北部に位置し、上賀茂神社や修学院離宮、実相院、圓通寺、正伝寺、源光庵などがあります。
豊臣秀吉が天下統一の後に築いた御土居 ( おどい ) の北限辺りにもあたります。御土居は京都を洛中・洛外に分けた土塁として知られています。
下鴨 ( 出町柳 ) ・一乗寺・哲学の道・岡崎
下鴨 ( 出町柳 )
北西から流れてくる賀茂川と北東から流れてくる高野川が形作る逆三角形のエリアが下鴨エリア。
このエリアで有名なのは「下鴨神社」。 世界遺産に登録されています。京都府立植物園もあり。
賀茂川 ( 左 ) と高野川 ( 右 ) が合流するところの三角形の地形が鴨川デルタ。 京阪「出町柳駅」のすぐそばにあります。
春は賀茂川と高野川沿いの桜並木が美しい。
一乗寺エリア
「出町柳駅」から伸びる叡山電鉄沿線のエリアには曼殊院、鷺森神社、圓光寺、詩仙堂など多くの神社仏閣があります。
また、高野交差点から北へ伸びる東大路通は一乗寺ラーメン街道と呼ばれ、たくさんの美味しいラーメン屋が点在。
哲学の道エリア
哲学者の西田幾多郎が好んで散策したことから名付けられたのが「哲学の道」。
銀閣寺を筆頭に周辺には多くの神社仏閣があります。
春にはたくさんの桜が私たちの目を楽しませてくれる哲学の道。
この道が桜で彩られているのは、日本画家 橋本関雪が関係しています。
哲学の道の南の端には紅葉が美しい永観堂。
哲学の道を南に下がると京都五山のさらに上、日本の全ての禅寺の中で最も高い格式を持つ南禅寺があります。
※京都五山とは、天龍寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺。
哲学の道を少し西へ行くと、紅葉の名所 真如堂や新選組 誕生の地やアフロ地蔵 ( 五劫思惟阿弥陀仏 ごこうしゆいあみだぶつ ) で有名な金戒光明寺もあります。
岡崎エリア
京都の文化エリアとして知られているのが岡崎周辺。 京都国立近代美術館、京都市京セラ美術館や京都市動物園などがあります。
平安遷都1100年を記念して創建された平安神宮があるのもこのエリア。
春には岡崎を流れる琵琶湖疏水が桜で彩られます。
花園御室・衣笠北野・西陣・御所
花園御室エリア
日本最大の禅寺が妙心寺。
境内を通る参道は地元の京都人の道路のように生活のなかに溶け込んでいます。
その妙心寺の塔頭なのが、庭園で有名な龍安寺。
そして、背丈の低い御室櫻で有名なのが御室仁和寺。 御室櫻だけではなく、五重塔や庭園などの見所満載のお寺です。
衣笠北野エリア
このエリアはなんといっても「金閣寺」。
京都を代表するお寺のひとつ。 近くで見ると目映いばかりの煌びやかさに驚かされます。
金閣寺から西大路通を南に下がると「平野神社」。 京都の桜の名所の筆頭です。
北野エリアの中心にあるのが「北野天満宮」。 日本全国にある天満宮の総本社です。
実は、祭神の菅原道真が学問の神様になったのは江戸時代から。無実の罪で亡くなった菅原道真は京の都では怨霊として恐れられていました。
北野天満宮の東参道にあるのが「上七軒」。 京都 五花街で一番歴史のある花街です。
そして、忘れてならないのが「大徳寺」。 とんちで有名な一休さん所縁のお寺で、山門 ( 金毛閣 ) は千利休が切腹させられたキッカケになったといわれています。
西陣エリア
京都の街を焼き尽くした応仁の乱。
西軍の陣が張られたことに由来するのが「西陣」。 西陣には応仁の乱関係の史跡が点在しています。
春には桜が美しいお寺もあります。 ⇒妙顕寺・本法寺・妙蓮寺・雨宝院など
西陣エリアは市バスでのアクセスしか恵まれていないため、他の桜スポットほど観光客が押し寄せてきません。
そして、「晴明神社」。 平安時代の陰陽師 安倍晴明をお祀りしている神社です。多くの観光客で賑わっています。
御所エリア
御所を中心としたエリア。
京都御所は, 北は今出川通, 南は丸太町通, 東は寺町通, 西は烏丸通に囲まれ, 南北約1,300m, 東西が約700mの広大な敷地。
四季を通じて動植物と親しむことができます。 京都御所では「 オオタカ 」の生息も確認されているんです。
京都御所の周りには、相国寺や護王神社、梨木神社、菅原院天満宮神社などがあります。
ちなみに、梨木神社と菅原院天満宮神社には、京都の名水が湧き出ています。
御所の北東にある出町桝形商店街は規模は小さいけど、地元の京都人が通う昔ながらの商店街。 東の端のすぐそばには、豆餅で有名な「出町ふたば」もあります。
その出町桝形商店街の北には、枝垂桜が美しい本満寺。そして、応仁の乱の発端の地となった御霊神社 ( 上御霊神社 ) もあります。
洛東
清水寺を筆頭に京都で有名な神社仏閣が綺羅星のごとく散りばめられているのが洛東エリア。
多すぎていちいち説明できない (笑)
青蓮院・知恩院・八坂神社・高台寺・清水寺・建仁寺・ゑびす神社・六波羅蜜寺・三十三間堂・豊国神社・智積院・今熊野観音寺・東福寺など。
八坂神社の東に拡がるのが「円山公園」。春には「祇園枝垂桜」が私たちの目を楽しませてくれます。
このエリアには有名な「祇園」があります。ただ、祇園という地名があるわけではなくて、ある特定の地域を示す呼び名なんです。
その祇園の真ん中を南北に横たわっているのが「花見小路通」。最も京都らしい通りのひとつです。京都 五花街の祇園甲部があることで知られています。
その花見小路通から徒歩約3分にあるのが京都 五花街のひとつ「宮川町」。
花見小路通はたくさんの観光客でごった返しているけど、宮川町はゆったり静かに京情緒に浸れます。
洛中
京都で一番の繁華街 四条河原町や京都のビジネスの中心地でもあり祇園祭の鉾街が周辺にある四条烏丸があります。
四条河原町からすぐのところにあるのが「先斗町」。細い道の両側には店が軒を連ね、祇園と同じく花街だからお茶屋さんもあります。もちろん、舞妓さんを見かけることもあります。
先斗町の西隣には「木屋町通」。祇園と並ぶ飲み屋街として知られています。
ただ、春には木屋町通の横を流れる高瀬川との間に桜が咲き誇り、幕末関係の史跡も多い。見どころいっぱいの通りです。
木屋町通と先斗町の間は3,40メートルしか離れておらず、両者を結ぶ細い道はいかにも京都らしい。
京の台所 錦市場や二条城もこのエリア。
街中でホッとできる仏光寺や六角堂、新選組が屯所としたことで有名な壬生寺もあります。
JR「京都駅」の北には西本願寺や東本願寺。
JR「京都駅」から嵯峨野山陰線でひと駅の「梅小路京都西駅」近くには、京都水族館や京都鉄道博物館、梅小路公園などの子供連れにうれしい施設が目白押し。
少し歩けば新選組や幕末志士達が闊歩した「島原」もあります。
そして、忘れてならないのが「東寺」。京都のシンボルともいえる五重塔がそびえ立っています。
平安京への入口である羅城門の東に東寺、西に西寺が威容を誇っていました。
また東寺といえば、毎月21日に開催される「弘法市」も有名です。
嵐山・嵯峨野・松尾・太秦
言わずと知れた京都の代表的な観光スポットのひとつが「嵐山」。
改めて説明する必要もないですね (^^)
平安貴族も愛でた春夏秋冬を通じての風光明媚な景色が嵯峨野に渡って広がっています。
常寂光寺や二尊院、宝筐院、清涼寺、野宮神社などの神社仏閣があります。
嵯峨野はのどかな景色が広がる場所もあり、京都の元風景を見られます。サイクリングにピッタリのエリア。
知っているから読めるけど、初めて見たら絶対に詠めないのが「太秦」。日本のテーマパークの先駆けともいえる「東映太秦映画村」があります。
松尾エリアで有名なのが、酒造の神様として知られている「松尾大社」。 桜の終わった後に美しい山吹が境内を彩ります。
松尾大社の南には、鈴虫寺 ( 華厳寺 ) や苔寺 ( 西芳寺 ) もあります。
西院・西京極・洛西
西院は元々は「さい」と読んでいました。現在でも嵐電「西院 ( さい ) 駅」。
一方、すぐ近くにある阪急「西院駅」は「さいいん」と読みます。
一説には、この西院の古い読み方は『賽の河原』が由来とも考えられています。
阪急「桂駅」の北東には、桂離宮があります。
南区・伏見区・八幡
伏見区
京都の南に広がるこのエリアには、京都南インターのすぐ南にある曲水の宴や垂れ梅で有名な「城南宮」。
ちなみに、京都で走っている車の多くは城南宮でお祓いしてもらっています。
伏見区で一番に思い浮かぶのは、「伏見稲荷大社」。
稲荷神社の総本社で関西で一番の初詣スポット。 近年は千本鳥居が外国人観光客に大人気です。
伏見は昔「伏水」と呼ばれていたように、湧水が豊富な土地。 街のあちこちから伏見の名水が涌き出ています。
そして、その湧水を使った伏見の酒造りも盛ん。 加えて伏見は坂本龍馬などの幕末関係の史跡も固まっています。
ギュッと伏見エリアにたくさんの見所スポットが集中しています。
京阪「淀駅」から徒歩約12分にあるのが「淀の河津桜」。
京都の花見シーズンの幕開けを飾る桜スポットです。
八幡エリア
桂川・木津川・宇治川の三河川が合流する辺りにあるのが「背割堤 ( せわりてい ) 」。 1.4kmに渡り桜並木が続く眺めは壮観の一言。
その背割堤の南にある男山の山上にあるのが「石清水八幡宮」。
京都の裏鬼門を守護する神社で、八幡三神をお祀りし、勝負の神様として楠木正成や織田信長などの武家から篤く信仰されました。
宇治
京都の南に位置するのが宇治エリア。 源氏物語「宇治十帖」の舞台です。
宇治川にかかる宇治橋のそばには紫式部の像や源氏物語の世界を学べる「宇治市源氏物語ミュージアム」があります。
宇治といえば、一番に思い浮かべるのは「平等院」。
10円硬貨に刻印されている鳳凰堂が有名です。
また、宇治上神社の本殿は現存する日本最古の神社建築。 康平三年(1060)に建立されたと推定されます。
そのすぐ近くには「宇治神社」。 明治までは宇治上神社と二社でひとつの神社とされていました。
祭神の菟道稚郎子 ( うじのわき いらつこの みこと ) が『宇治』の地名の由来といわれています。
京阪「宇治駅」から徒歩約5分には宇治市源氏物語ミュージアムがあります。
他にも、近畿地方の紫陽花の名所として名高い「三室戸寺」。
異国情緒を味わえる「萬福寺」などのお寺。萬福寺には七福神のひとり『布袋尊』がおられます。
都七福神めぐりの際には訪れることがあるでしょう。
私も「都七福神めぐり」をしました。
京都観光マップ まとめ
京都にはたくさんの観光スポットがあるから、1回来たくらいではとてもじゃないけどまわりきれない。
京都が好きな人は何度も足を運んでいるんじゃないでしょうか。
そして京都に来たときにエリアを決めて、なるべく移動距離を少なくして京都観光した方がたくさんの観光スポットを回れる。
京都 観光マップ でエリアごとにどんな観光スポットがるのかを参考にしてもらえれば幸いです。
コメント