「 2018 祇園祭 」
貞観11年( 869)、全国で疫病が流行した時、神泉苑で御霊会を行いました。
当時日本国内の国の数である66本の鉾を建てて、祇園社(八坂神社)の牛頭天王(悪疫を防ぐ神様)を祀りました。
この御霊会が「祇園祭」の起源といわれています。※諸説あり
2018祇園祭 前祭
2014年から前祭と後祭に分かれて山鉾巡航(前祭23基、後祭10基)が行われています。
船鉾曳き初め
船鉾曳き初め(YouTube)
この時ばかりは、本番とは違い一般の人も曳き手に参加できます。

貴重な体験ですね。
鶏鉾 祇園囃子
鶏鉾の祇園囃子(YouTube)
本番に向けて、祇園囃子が奏でられます。



鉾によってお囃子の調子も違うから、色々比べてみるのも楽しいもの。
祇園祭 宵山
屋台 鉄板焼き


この「 豚バラ 」と「 鶏もも 」がめちゃめちゃ楽しみ。
ほんまに旨い!!!!
いきつけは西洞院通錦上る辺りの屋台。



「豚バラ」の本場福岡から来ているから、心なしか他より旨い気がする(笑)
「鶏もも」も旨い!!
宵山のおすすめは西洞院通
室町通や新町通は人がかなり多く大混雑するけど、西洞院まで行くと人混みも落ち着き、ややゆったり楽しむことができます。



少し西へ足を延ばして、西洞院通四条上るまで行ってみてください。



「蟷螂山」もあってオススメ。
2018祇園祭 前祭 山鉾巡航
前祭 山鉾 | 船鉾・長刀鉾・月鉾・菊水鉾・函谷鉾・鶏鉾・放下鉾・岩戸山・綾傘鉾・螳螂山・四条傘鉾・保昌山 (ほうしょうやま) ・孟宗山 (もうそうやま) ・占出山 (うらでやま) ・山伏山, 白楽天山 (はくらくてんやま) ・霰天神山 (あられてんじんやま) ・郭巨山 (かっきょやま) ・伯牙山・芦刈山・木賊山 (とくさやま) ・油天神山・太子山 |
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順不同
船鉾


船鉾が鉾の中で一番好き。
華やかで、舟の形をしているのが他の鉾と違い特別感があります。
船鉾の巡行1(YouTube)
船鉾の巡行2(YouTube)





前からの眺めもいいけど、船鉾の後ろからの眺めが特に好き。
舵の装飾が本当に美しい!!
岩戸山
南観音山や北観音山もそうだけど、てっぺんに木が取り付けられている。



鉾の形をしているけど、「山」です。
岩戸山の巡行(YouTube)
伯牙山
秘儀 電線かわし
山鉾が巡航する際に、南北の通りを進む際は問題ないけど、東西の通りから南北の通りへ合流するときに困ったことが起こります。
伯牙山は綾小路通新町西入ルから出発するけど、南北の新町通を左折して、合流するときに「電線かわし」をしなければなりません。 ※例外もあり。
白楽天山は室町通仏光寺上るの南北の通りにあるけど、 綾小路通(東西の通り)を横切るときに、「電線かわし」をします。


写真のように、サスマタのような棒で電線を押し上げて、山に取り付けられた木をかわしながら進みます。


細い電線なら何とか持ち上げて通られるけど、上の画像のように電線が太くなるとどうしようもない。



無理!!



こうゆう場合は、下記のように強引にいきます(笑)
伯牙山の電線かわし(YouTube)
伯牙山 辻回し
「電線かわし」をした後で辻回し。
伯牙山の辻回し(YouTube)
長刀鉾
言わずと知れたくじ取らずで、山鉾巡航の先頭を進む鉾。
長刀鉾の巡行(YouTube)
長刀鉾の辻回し(新町御池 YouTube)
四条河原町や河原町御池の辻回しは、たくさんの人がいてなかなか見るのが大変だけど、新町御池や四条新町での辻回しは、 人混みに関しては、まだ、まし。



辻回しを見たいのなら、新町御池や四条通新町がオススメ。
巡行見るなら新町通がオススメ
上でも言ったけど、山鉾巡航を見るのには新町通がオススメ。
人がそれほど多くない。
四条烏丸~四条河原町~河原町御池~烏丸御池辺りは本当に人が多い。




2018祇園祭 後祭 山鉾巡航
前祭と同様に、異常な暑さの中で行われました。
私も南観音山のボランティアで山を曳いたことがあるけど、今年の異常な暑さの中で、祇園祭の巡航に参加することを想像すると頭が下がります。
順不同
橋弁慶山





最近は日本以外の参加者も増えています。
北観音山


巡航出発前に説明が行われています。
北観音山の巡行(YouTube)
新町通を通っている時は、屋根に乗っている人に注目して見てみてください。
道幅が御池通や四条通のように広くないため、屋根が電柱にあたらないように注意しています。
黒主山


桜が飾られ、華やかな雰囲気。
鯉山


広島ファンは是非見ておきましょう。
鈴鹿山


烏丸通に山が建てられます。
南観音山


北観音山と同様に鉾の形をしているけど、「山」です。
南観音山の巡行(YouTube)
てっぺんに松の木が取り付けられているものは鉾ではなく、山となります。
巡航終了後に見返り横の柳を持って帰り、厄除けの粽と共に玄関に飾っておくと、厄除けになるといわれています。
役行者山


山鉾の旗持ちは通常白装束ですが役行者山は、 山伏の装束をしています。
浄妙山


浄妙山も好きな山のひとつ。
すごく動的で、まじかで見ると迫力があります。
八幡山


ご利益がありそうな山。
まるで、神社が巡航しているよう。
大船鉾


大船鉾の巡行1(YouTube)
大船鉾の辻回し(YouTube)
後祭の最後を巡航。
平成26年の復活に合わせて、祇園祭本来行われていたように前祭と後祭の2回にわけて、巡航が行われるようになりました。
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